「ずっと、がむしゃらな生き物だった」【並木のり子】“にゃんたぶぅ”との出会いが、すべてを変えた
#声優 #小明 #声優 on FINDER! #宍戸留美
――おお~! お仕事の幅がすごく広がりましたね!
並木 もう、20代の終わりから30代は「やらなきゃいけない」って思いと「今やれること」が、ブワワワ~~ッと目まぐるしかったです。毎日が楽しくて、食べるのもとりあえず、眠るのもとりあえずって感じ(笑)。出会った人と何ができるかをいつも考えていたし、経験値が上がっていくのが楽しくて! 何も用意されていないってすごいことだなぁって、毎日がびっくりの連続です。アニメのキャラクターも、昔は可愛らしい役が多かったんですけど、「こんな役もやってみたい」って言ったら応えてもらえたり、お母さん役が増えたり……そんな中で“にゃんたぶぅ”に出会ったんです。
――“にゃんたぶぅ”! 並木さんがリーダーをやっている歌のユニットですね。どうやって始まったんですか?
並木 『おかあさんといっしょ』のカバーアルバムで歌のお姉さんをしたとき、歌のお兄さんとして来たのが“にゃんたぶぅ”のたくまん、和田琢磨さんだったんです。彼は歌手をしている方なんですけど、たまたま同い年で……あ、一応、私は“にゃんたぶぅ”では名前はのんたんで、年齢も16歳っていうゆるキャラ設定があるんですけど(笑)。
――たくまんこと和田さんはご一緒した際、「えっ!? 並木のり子じゃん!!」ってならないんですか?
並木 まさにそんな感じで言われましたね、「並木のり子って、あの並木のり子さんですか!? 声優さんなのに、こんなに歌えるんですね!!」って(笑)。それから、彼はエコの活動をずっと個人でやっていたので、「じゃあ、大人になって自然にできるように、子どもに向けてそういうメッセージを伝えようか」って。そこに俳優の森田桂介さんがもりちぃとして加わって、埼玉のイオンのステージから本格始動したんです。
――活動としては、やはりエコを伝えているんですか?
並木 そうですね、エコをわかりやすく歌ったりお話したりするグループで始まったんですけど、お祭りのステージや保育園なんかは地域に根付いているから、「いっそ地域の大使とかになった方がいろいろと幅広くできるんじゃない?」という助言をいただいて、まずたくまんの地元の埼玉県の県知事から“勝手に埼玉応援隊”っていう役目をいただいて。そのあと私が並木のり子の名義で地元の長野県松川町から環境大使をいただいて、すぐに“にゃんたぶぅ”名義でも広報大使をいただきました。
――寮があった埼玉県から! ご縁がありますね~!
並木 そうなんです。埼玉はすごく良いところなのに、県民愛は最下位なんですよ……。
――あ~、バカにされがちですしね、埼玉……。
並木 都心に近い分、東京に働きに行って帰ってくる人が多いみたいなんですよね。だから、もっと「埼玉にもこんなに良いとこあるじゃん!」っていうのを率先して発信してくれる人が欲しいってことで、公式だけど“勝手に”がついてるんです。
――なるほど~。
並木 そうこうしているうちに、たくまんの地元の蓮田市も、負けず劣らずやりましょうってことで、松川町と蓮田市がのんたんとたくまんをご縁に友好交流都市宣言、災害時相互応援協定を結ぶことになって。そしたら遠く離れたもりちぃの広島県の三原市もにゃんたぶぅをふるさと大使に任命してくれて……。
――ちょっとちょっと! “にゃんたぶう”の影響力すごすぎません!?
並木 ぶっちゃけそれぞれは芸歴が長いので、活動を本気で頑張ってるのが通じたみたい(笑)! いろんなイベントに呼んでいただいて、地域も盛り上げつつ、エコも発信……ということで、一昨年くらいから、名前を『日本チャチャチャ! 地域活性化GENKI発信☆ECOうたユニット にゃんたぶぅ』にして、ちょっと長いんですけど……
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