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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > “にゃんたぶぅ”がすべてを変えた
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.41

「ずっと、がむしゃらな生き物だった」【並木のり子】“にゃんたぶぅ”との出会いが、すべてを変えた

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――何それ!

並木 「ハイやって!」って言われたら「ハイ!」って何かできる人を育成してたのかな? 瞬発力を上げる、みたいな。そういうのはすごく勉強になりましたよ。一発芸もたくさん覚えたし(笑)。他にも数え切れないくらいの貴重な経験をさせてもらえたので今があるのかなぁ。

――並木さんは現在は声優の講師もされてるんですよね。その頃の経験はかなり活きてそうです。

並木 そうですね、そのへんは三ツ矢さんに教わったことが、ものすごく活きています。だから、私は先生っていうよりは先輩って感じですね。あと、生徒さんの今の悩みを踏まえた上で、気持ちの整理をさせてあげながら相談に乗ったり。オーディションに受かるために「メイクとかどうしてるの? 衣装は?」とか、そういうアドバイスもしますよ。

――すごい……! 先生+保健室のお姉さん……!

並木 そうですね。一方的に教えるんじゃなくて、いろいろディスカッションもできて、現場で会ったときに「頑張ったね! 今日は一緒にできるね!」って盛り上がれる関係になりたいです。

――ファンの人は入学して来ないですか? ご結婚もされましたし、「俺の青春を返せ」みたいな……。

並木 そういうのは全然ないです(笑)! いい年だったから、みんな「良かったね!」って思ってくれてるんじゃないかな(笑)。

――なら良かったです! 話を戻しますが、その三ツ矢さんの事務所には何年くらい在籍してたんですか?

並木 5年ですね。その後も5年間は他のところに所属して、それからずっとフリーです。

――フリーになってみて、環境や心情はどう変わりましたか?

並木 目が覚めたって感じ。今までずっと事務所に守られてたので、やっと地に足がついて「仕事ってこういう風にやるんだ!」っていういろんな仕組みがわかりましたね。事務所にいたときは自分で売り込みもしたことなかったし、オーディションも待つだけだったし。だから、フリーになって、やっと“並木のり子”っていう名前を背負って自分の足で歩き始めた感じ。そうしたら「今度は自分で何かを発信しなければ!」と思うようになって、アコースティックやアイドル系のライブを毎月勉強させてもらって、経験値が上がったらオリジナルを作ってもらったり、自分で歌詞を書いたり、朗読会をしたり、バンドをやってみたり……。

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