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何度もあった極楽とんぼ・山本圭壱“復帰プラン” 島田紳助、萩本欽一が奔走も、本人の「謝罪拒否」で……

何度もあった極楽とんぼ・山本圭壱復帰プラン 島田紳助、萩本欽一が奔走も、本人の「謝罪拒否」で……の画像1

 極楽とんぼの山本圭壱が地上波テレビに復帰した7月30日放送のフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』は平均視聴率11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に跳ね上がったが、翌週は相方・加藤浩次やロンドンブーツ1号2号の田村淳らが山本への思いを語る企画を放送するも、6.8%に急降下。最近は5%台が続いていた同番組だが、山本効果は瞬間的なものに終わってしまった。これには「復帰すれば、数字が大爆発する」などと効果を過剰に喧伝していたテレビマンが恥をかいたという。

「10年前の淫行事件直後から長々と山本復帰を推してきた面々にとっては、悲願のカムバックだったはずですけど、今の若い視聴者は山本のことをよく知らなかったみたいで、“復帰まで時間がかかりすぎた”なんて話が飛び交っています」とフジ関係者。

 実際、山本の復帰は業界人が事あるごとに画策するも、当の本人に反省の様子がなく、それらが実らなかったといわれる。最初の復活フラグは2008年1月、山本が所属していた社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」の萩本欽一監督が「山本をほったらかしにするわけにいかない」と、復帰をにおわせたときだった。同3月の広島での試合に、広島県育ちの山本をブッキングしたい意向だった。ところが、「謝罪会見をするという話を山本が嫌がって、実現しなかった」(前出関係者)という。

 山本が淫行事件を起こしたのは06年7月、チーム遠征先の北海道函館市でのこと。萩本は、一度はチーム解散を表明したほど迷惑を被ったのだが、当時、山本と親しかったプロデューサーが「山本が出るなら特集を組む」と口約束。欽ちゃんはテレビのバックアップがあると思って、復帰を進めたものだったという。

ところが、編成局が「勝手な約束をするな」と、プロデューサーを厳重注意処分に。勇み足がむしろ逆効果となって、プランは消滅してしまったようだ。

 実はこのとき、日本テレビでも山本起用の話が浮上したことがあった。同時期、タレントの山本モナが、民主党衆議院議員・細野豪志との不倫スキャンダルで報道番組を降板。後に『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』で復帰した際、「山本圭壱と山本モナのダブル山本で登場」なんていう、たけしが好きそうなシャレが持ち上がったというが、これも実現しなかった。

「おそらく日テレがゴーサイン出さなかったのは、『めちゃイケ』での復帰プランが聞こえていたからでしょう。当時の山本さんは、サーフィンのインストラクターや肉巻きおにぎりの店で働いているとか、船やフォークリフトなどの免許を次々取得しているなどと伝えられていたんですが、これは山本の様子を長く撮りためていた『めちゃイケ』スタッフからのリーク。同番組の特番で使おうってことで、出演者オーディションに山本さんが参加する企画もありました。これには島田紳助さんによるプッシュもあったので、日テレは出る幕がないと感じたはず」(前出関係者)

 実際、山本も一時東京に戻って復帰の準備をしていたことがあったが、この『めちゃイケ』復帰話が消えたのは、これまた山本が迷惑をかけた局や吉本興業への謝罪を拒み、根回しをうまくしていなかったからだという。そうしている間に、復帰を後押ししていた島田が、暴力団との交遊で引退してしまった。

 それでも、後輩の淳がTwitterで復帰の賛同を集める運動を始め、日本維新の会の衆議院議員だった東国原英夫も賛同。13年には加藤がTBSラジオの番組で「年内に戻れりゃいいじゃん、と思ってる」と発言するなど、着々と復帰の目が出てはいた。

「ただ、山本さんはとにかく女性問題が多くて、公になっていないものもたくさんあったウワサが広がり、わざわざ骨を折るという人は減っていった」(前出関係者)

 山本は淫行事件以前にも、当時23歳のキャバクラ嬢から中絶強要を暴露されたことがあった。女性に「子ども作ろう」と言われ妊娠させたが、実際に妊娠するや態度を変え、「俺が芸能人だから金を取ろうとしている。俺の名前に傷がつく。そんな子ども、生涯会わない」などと罵倒したというもの。その山本の鬼畜イメージは、今も完全には消えてはいない。

 少し前に後輩芸人らのバックアップで、山奥の寺での修行を経て山本を復帰させるプランが進められたが、本人がわずか3カ月でトンズラ。寺に女性を連れ込んだことまでも発覚し、感動の復帰演出はパー。女性誌には、その「3カ月」も実際には麻雀やゴルフ三昧をしながら出入りしていただけと暴露され、2人の女性と交際する様子まで伝えられた。

 今回、なんとか復帰はかなったが、長い経緯を振り返れば、真摯に反省して仕事復帰するようなタイプではないことがわかる。「なんらかのトラブルが、いつ起きても不思議ではない」と話すテレビマンもいて、その扱いにくさは変わっていないようだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2017/06/06 19:45
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