「あんなのは売れない」とバカにされた! 悔しくて泣いた! だけど「今、見に来い!」暗黒系アイドルNECRONOMIDOLが見つめる地平線
#アイドル #インタビュー
――ライブをフロアの後ろの方で見ていたんですけど、ネクロ魔さんのライブっていろんな髪色のお客さんがいますよね(笑)。ライブを終えた気持ちを教えてください。
柿崎 なんだろ……動員とかそういう、目先のことにとらわれなくなって、より良いライブを5人でしたいっていう。人が集まらなくなったらどうしようってちっぽけな心配はあんまりなくて、のびのびやれるようになってきたかなって。次のワンマンライブをすぐにしたかったんですけど、特に予定がないので、今までと違うところを磨く機会なのかなって思ってます。
九十九 はい。なんか……4回目は、ちゃんと練習しました。
瑳里 前回までは、用意されたステージをただこなすだけだったなあと思っていて。今回は意識の芽生え方が多少変わって、終わったときに全然満足していなくて。こんなものかって言ったらダメなんですけど、今自分たちにできる精いっぱいをやっても、まだここまでのレベルなんだって、すごくプラスな感想なんですけど。もっと上を目指せるんだなってことを実感しました。
久坂華恋(くさかかれん 以下、久坂) 私はダンスがすごい苦手なので、覚えるのに必死になって。リキッドルームでのワンマンもやっぱり、ベストなパフォーマンスをしたかったけど、自分だけできてないのがすごく嫌で。頑張らなきゃなって思って、挑んだワンマンです。
夜露ひな(よつゆひな 以下、夜露) 今回のワンマンは、気持ちがすごい入り込んでしまったのか、全部……あの、記憶がなくて。やりきった感はあるんですけど、本当はもっとできたはずなのにって思うところが、たくさんあって。でも、記憶が全部飛んじゃうくらいのライブをしたのが初めてだったんで、そういう意味では、今私にできるライブをしたのかなって思いました。
――瑳里さんは「芽が出るのが遅く、取り残されている気分だった」と告白していましたね。ライブを終えて気持ちは変わりました?
瑳里 本当に芽が出るのが遅くて。同期のアイドルさんに全員抜かれて。すごい泣いていたんですよ、みんなで、本当に悔しいって。私たちは芽が出るのが遅かったけど、確実にやってきたものがあるから、今こうして上に立てているんだなっていう。他のアイドルさんを見下しているとかそういう意味ではなくて、「確実にやってきた結果がこれだ!」っていうのはありましたね。
――「お客さんにあんなのは売れないよって馬鹿にされた」とTwitterに書いていましたけど、その空気が変わったなと感じたのは、やっぱりこの5人になったときですかね?
柿崎 そうですね。この5人になる前から、「売れないよ」って言われても、「いや、売れるし。売れるから、あなたは見る目ないね」ぐらいにムカってなってたんですけど、言ってた人に「今、見に来い!」って言いたいです。今見ろと。
――そういう人って戻ってきます?
柿崎 ……戻ってこないんじゃないんですかね(笑)。
――九十九さんは14年末に加入で、今回のワンマンで「この5人でやっていくんだ!」という気持ちになりましたか?
九十九 瑳里ちゃんとおかきちゃん(柿崎)と私の3人でいたころから、切磋琢磨というか意識が高くて、そこで5人になって、遠征とかがいっぱいあって。私はそこで、この5人だなっていうのを、うん。簡単に一言「やめます」でやめられる環境じゃないなっていう……はい、そうです。
――3人の時期があって、15年5月に久坂さんと夜露さんが加入します。
夜露 私はメンバーの子たちを尊敬して見ていて、オーディションで新メンバーになったんですけど。入りたてのときは、尊敬してる人たちみたいな感じで接してて。そこで、「もともといたメンバーと新しく入ってきた私」みたいのが、ずっとすごいあって。それだと私が加入した理由がないなって思ったので、そこに気づいてからは、尊敬してるアイドルの人たちの中に私が入ったというのではなくて、仲間なんだということを考えだして、そこからちゃんと意見を言えるようになったし、私も輪に入っていけるようになりました。ふふふ。
柿崎 え……!
――夜露さんのそういった気持ちは、他のメンバーは感じ取っていたんですか?
夜露 たぶん、感じさせないようにしてた。
柿崎 最初からフレンドリーな感じで。華恋ちゃんは、すごい礼儀正しくて。「あっ! はい! わかりました」みたいな感じで、敬語じゃなくていいよって言っても敬語が抜けなかったんですけど、ひなはいきなりタメ語で話してきたから(笑)。この子ちょっと変わってるなって、私は思ってました。距離の詰め方とか。実はそうだったんだって、今知りました。
夜露 今、初めて言いました(笑)。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事