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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > フジ『ON』に“神の裁き”が

低空飛行を続けるフジ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』に“神の裁き”が!?

 そして、東海林と中島の意外な共通点が判明しました。1話の冒頭で登場した“5年前に起きた女子中学生殺人事件”。被害者は口に大量の飴玉をつめ込まれ、両手は釘を打ち付けられているという残酷な方法で殺害されていました。中島がその事件に関わっていたことはすでににおわせていましたが、事件の第一発見者だということが東海林の調べでわかります。ちなみに、東海林の妹は、その事件の模倣犯によって殺害されたそうです。

 藤堂が猟奇自殺について、東海林に尋ねます。「自殺したのは犯罪を犯した容疑者です。当然の報いだとは思わないんですか?」と。東海林は妹を殺害した犯人を自分の手で殺そうとした過去があります。酷な質問です。

 しかし、「くたばれって思うことと実際にやるということは別物ということだろ」と、東海林から藤堂の予想を裏切る言葉が返ってきます。

 自身の中の“怪物”に恐怖を感じている藤堂は、きっとこの言葉に救われたのではないでしょうか? そういった言葉のひとつひとつに藤堂の心に暖かみが生まれていくのを感じます。今回、佐藤の事件のあと一度も藤堂は「興味深い」と言いません。

 中島の正体が怪しくなり、黒幕感がぷんぷん臭う早坂がついに動き出したところで、“5年前に起きた女子中学生殺人事件”と同じ方法で殺害された遺体が新たに発見されるのでした。

 というのが、今回のお話。4話は、中島と早坂のハヤサカメンタルクリニックと異常犯罪の関係が浮かび上がってきました。人間らしさを手に入れた藤堂が、異常犯罪をどのように捉えるのか? 自分とどう向き合うのか? 次回からは、それが見るべきポイントになるでしょう。
(文=どらまっ子HAYAちゃん)

最終更新:2017/04/20 16:04
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