あの石原慎太郎でさえ翻弄……小池百合子新都知事、“都議会のドン”相手にどう出る?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の第8位は、芥川賞作家になった村田沙耶香さん(36)について。彼女はコンビニアルバイト歴18年で、書いた小説が『コンビニ人間』(文藝春秋)。「コンビニの仕事を通してのみ自身の存在意義を感じ、“普通”を強要する世間に違和感を覚える姿を描いている」(文春)そうだ。
文学賞を受賞した小説の劣化がいわれて久しい。直木賞選考委員の北方謙三氏も、年々面白くなくなって来ていると嘆いていた。
村田さんの小説は未読だが、「清楚な見た目と裏腹に、エッジの利いた人柄から“クレイジー沙耶香”の愛称で呼ばれることもある」(同)そうだから、楽しめるかもしれない。
西村賢太氏は日雇いを続けながら書き続け、芥川賞を取った。今も昔も、小説を書くためにはそれ相応の苦労が必要なのだろう。
過日、西村氏の行きつけの鶯谷の居酒屋「信濃路」へ行ってきた。1,000ベロとはいかないが、2,000ベロは間違いない。カウンター中心の店で、ひとりで入ってもゆっくり飲める、居酒屋の王道を行く居酒屋である。
次はフライデーから1本。千葉真一という往年のスターがいるが、彼の19歳の息子、真剣佑(マッケンユー)は、TBS系の連ドラ『仰げば尊し』で人気だそうだ。
今世紀最大の美男子と騒がれるだけあって、父親譲りの美貌と、LAで学んだ英語はペラペラ、その上、極真空手のLA大会の優勝者だそうだ。
それに加え、これまた父親譲り(?)の女好きで、14歳の時に30代の既婚女性と関係を持ち、子どもができたというのである。現在子どもは5歳で、LAにいるそうだ。この息子、親父を超える逸材かもしれない。
お次は文春。文春は6月下旬に日本野球機構(NPB)が各球団に向けて、赤い文字で「緊急」と書いた顔写真入りの“手配書”を出したと報じている。
内容はというと、野球賭博事件に関する調査の過程で、暴力団関係者の属性を隠して複数の球団の選手に接触している人間がいることがわかったというのだ。ご丁寧に、その人間のカラー写真から実名、住所、生年月日から電話番号まで記載されているという。
そのA氏というのは広域指定暴力団の元組長で、NPBは、その人間に入場券の販売や全球団への入場を排除する通知を内容証明付きで送り、各球団に対応を要請したというのである。
また暴力団絡みの不祥事発覚かと思って読んでみたが、それほどの大騒動になることではないようだ。とはいえ、野球選手、それも巨人の選手の脇の甘さがよくわかる話である。
当該の元組長氏もインタビューに答えて、そうした事実はあると認めている。身分を隠して選手に近づいたことについて
「その点は反省しています。自分としては、選手に迷惑をかけまいという配慮のつもりでしたが、結果的に嘘をついたことになるならば申し訳なく思う。過去は隠しようがない事実ですが、今は堅気として生活しているし、どの組とも関係ありません。何より選手は悪くない。そこはご理解ください」
巨人の中軸選手、坂本勇人、長野久義、内海哲也らが複数回、この元組長と飲食を共にしていたことがわかっている。また、見学パスを使って、何度も試合前の東京ドームのグラウンドに立ち入っていたことも判明しているという。
暴力団員が自ら「私はヤクザです」と言うわけはない。不動産屋、飲食店店主などと偽って選手に接触してくるのが常套手段であろう。
くだんの元組長は野球賭博には関わっていなかったというが、選手の中には自分のケガの相談までしている者もいたという。主力選手がケガといえば有力な情報になり、賭博のハンデも違ってくるかもしれない。それにしても巨人をはじめ、プロ野球選手はカネをチャラチャラさせてくる人間に弱すぎる。また暴力団絡みの不祥事が起こることは間違いないだろう。
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