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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > ブルジョア漫才コンビ・三四郎の逆襲!

ブルジョア漫才コンビ・三四郎の逆襲!「“庶民の星”小宮は幸せになっちゃいけない」

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――お2人はどうなんですか? 売れることと天才と呼ばれることと、どちらに振れたい?

小宮 もともと天才と思われたいという願望だけで、売れたいという気持ちはなかったんですよ、不思議と。

相田 ゆくゆくは売れたいですけどね。天才の延長戦上に「売れる」があればいいですけど。

――そもそも「売れる」の基準も難しいですね。

相田 僕らにとっては、賞レースで結果出すくらいしか思いつかなかった。

小宮 だから、こんな感じで、ちょっとずつテレビに出させてもらって……みたいなイメージはなかったですね。やっぱりM-1グランプリの決勝に行ってから……だと思っていました。

相田 明確なすべが、それしかない。優勝しないと、売れることはないと。

――例えばメイプル超合金さんのように、それまでほとんどテレビでの露出はなくて、賞レースで突然ブレークするみたいな状況とは、現在の三四郎さんは違いますよね。テレビに出ている分、インパクトはどうしても薄くなってしまう。

小宮 そうですね。でも逆に言えば、メイプル超合金とかは、逆にインパクトないんだろうなと思いますよ。

――逆に逆に?

小宮 逆にもっとキャラがあったら、賞レース関係なく、ひとつの番組で爆発的に結果残していただろうし。結局、フォーマットの中だからね、そんなに衝撃的ではなかった。

――フォーマット、かっこいいですね。

相田 また天才に寄せてるよ(笑)。

――それは、見た目の記号的なものですか?

小宮 そうですね。

――そういう意味で、お2人は、そんなに派手派手しい見た目をされているわけでもない。

小宮 まぁ、歯が欠けてるくらいですね。

――それも、地味といえば地味な事象……。

相田 確かに(笑)。

小宮 だから、それを続けなきゃと思いますよ。生き残るために。

相田 歯が欠けた状態をね。

小宮 僕が描いていたのは、漫才で、賞レースでブレークするっていうイメージ。今年のM-1もそれが目標なんですけど、実際そこから売れるかどうかっていうのはすごく難しいんですよ。かもめんたるさんとかキングオブコントで優勝してあんなに面白いのに、そこから生き残るというのは並大抵のことじゃない。だから、その先を見据えていないと。決勝行ったから……では、もはやなんにもならないのかもしれない。

相田 その後、テレビ局を一周するためのきっかけだよね。

小宮 だから、本当は徐々に徐々に……のほうがいいんですよ。

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