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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 天皇陛下「生前退位報道」の真相
週刊誌スクープ大賞

天皇陛下の生前退位報道、宮内庁全面否定も「NHKに抗議せず」その深いワケとは?

 お次はブームの水素水のお話。何しろ200億円市場に膨らんだというのである。だが、その効能は?

「伊藤園やパナソニックといった大企業が参入したこともあり、ここ数年で爆発的にマーケットが拡大しました。水素水関連の市場は200億円規模にまで膨らみ、まもなく300億円台に達するとも言われます」(経済部記者)

 昨年度のミネラルウォーターの市場規模が約2,860億円とされるが、水素水はわずか数年でその1割に達するほどに売り上げを伸ばしているわけである。

 しかし、この水素水の効能については諸説あり、否定する声も多いようである。

 唐木英明東大名誉教授(薬理学)はこう話す。

「安全性試験のない水素水よりも“水道水”のほうがはるかに優れています。何しろ、水道法で定められた、最も厳しい品質基準をクリアしたわけですから。また、人間の消化管では絶えず水素が作られています。にもかかわらず、わざわざ微量の水素が入った水を飲む必要などないのです」

 新潮によると、人間の大腸では、腸内細菌の動きで一日に7~10リットルのガスが発生し、その約1割を水素が占めるという。

 そのうちの最大で2リットルがオナラとして排出されているそうだ。

「確かに、医療分野における水素の活用については、“懐疑派”も一定の理解を示している。しかし、“生みの親”ですら研究段階と認め、インチキ商品横行に閉口している現状では、市販の水素水に劇的な効果を期待するのはどだい無理な相談である」(新潮)と結論付けている。

 まあ、イワシの頭も信心からということもあるから、心理的効用はあるのかもしれないが。

 NHKの朝ドラ『あまちゃん』で一躍有名になった能年玲奈(23)だが、先週のフライデーで「のん」と改名すると発表した。

 その経緯を文春が追っている。能年は今年6月30日で前所属事務所「レプロエンタテインメント」との契約が満了した。

 だが彼女は、芸名でもあり本名でもある能年玲奈を使えない。それは、契約が終了しても「能年玲奈」を芸名として使うときにはレプロの許可が必要だという申し入れ書があるからだそうだ。

 しかし、能年玲奈は彼女の本名である。おかしくないか?

 だが彼女が結んだ契約書には、契約終了後も引き続き芸名の権利は事務所側に帰属するという理不尽とも思える条文があるのだ。

 弁護士の千葉貴仁氏はこう解説する。

「本名と同じ芸名を使用するという合意が『命名』に当たるという解釈は可能かもしれません。ただ、契約終了後に本名であっても許可なしでは名乗れないというのは、公序良俗違反で契約条項は無効になるでしょう」

 だが、能年は前事務所とのこれ以上のトラブルを避けるためであろう、7月7日、自身が代表取締役となって「株式会社non」を設立した。役員は彼女1人である。

「のん」となった彼女が、どのようにして芸能活動していくのか。それとも大手事務所に潰されていく多くのタレントの一人になってしまうのか。見守ってやりたい。

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