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日刊サイゾー トップ > 社会 > 政治・経済  > 都知事選めぐる五輪利権の黒い影

都知事選立候補の山口敏夫元労相「私に入れなくても……」発言の背後に五輪利権の“黒い影”?

 山口氏は1967年の衆議選で初当選し、自民党に入党。新自由クラブに移って84年には中曽根内閣で労働大臣に就任した。94年には村山内閣発足後の新進党結党に参加したが、翌年に業務上横領、詐欺などで逮捕され政界を引退。2006年に懲役3年6カ月の実刑判決を受け、09年に仮釈放された。そして、表舞台に出てくるや森氏をバッシングし始めた。記者によると「当初は自身が出馬するのではなく、その背後の政治団体から有力な候補者を立てようとしていた」という。

「でも、75歳という高齢のせいか、あまり緻密な人選をしていなかったんです。先の参院選で社民党から出た母乳アートの変人、増山麗奈にも声をかけていたし、取材に来た記者を誘ったこともあったんです。それはもしかすると身近なところにいる連中が何かと身体検査すれば危ないアウトローみたいな者が多かったからかもしれませんが……。ブレーンのひとりは、辞任の原因となった元都知事・猪野直樹氏と徳州会をつないだ人物ですし。ただ、なんにせよ、もし当選したら即刻、森さんを五輪関係から外すのは間違いないです」(同)

 五輪の諸問題について「辞めない理由がない」と国民から批判が乱れ飛ぶ森氏だけに、その一点だけを願うような都民が多くいれば、思った以上の票が集まるかもしれないが……。
(文=鈴木雅久)

最終更新:2016/07/21 20:00
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