無職だけど、料理は絶品!! “クズッキングパパ”の貧乏グルメ 『貧民の食卓』
#マンガ #コミック #ザオリク的マンガ読み
●「おかずにヘンシン風ライス春巻き」
冷蔵庫の冷ご飯を春巻きの皮で巻いて揚げるメニュー。パリッっと香ばしい春巻きで、ご飯のおかずにピッタリ! 気がつけば、ご飯をおかずにご飯を食べる炭水化物祭り状態になっていますが、なんと1人前53円という驚きの低コスト。まさに貧民料理です。
●「胴の短いウナギ丼」
いまや庶民に手の届かなくなりつつある高級料理、ウナギ丼。気分だけでもウナギ丼を味わいたいということで、イワシを使ってウナギを再現するという、まさに貧民の知恵がほとばしる一品。考えてみれば、タレさえちゃんとしてれば、ウナギだろうがアナゴだろうがイワシだろうが、大して変わらないですよね(そんなことないか)。お値段も、胴が短い分、リーズナブル。1人前95円でいただけます。
●「おめめパッチリじゃこめしセンベイ」「あたまシャッキリ梅レタススープ」
受験生向けに目が覚める歯応えのある夜食を、ということで作られたメニューが、この2品。じゃこめしセンベイが1人前12円、スープは13円と、2品合わせても25円という、本作品中屈指の超低コストメニュー。なんだこれ、駄菓子より安いじゃねーか!
●「赤柿屋の100円牛丼」
牛丼が100円って、一番安い時のすき家でもそんなに安くなかったんですが、どうやって実現するんでしょうか……? と思ったらなんと、牛丼屋で買ってきた一杯の牛丼をお麩と玉ねぎと卵で増量して4等分してしまうという、一杯のかけそばを超えるド貧民メニューでした。しかも1人前89円って、100円切ってるし!!
●「ステキなステキなステーキこんにゃく」
塩コショー、カレー粉、ニンニク、ごま油、肉味噌などなど、ありとあらゆるスパイシー素材で炒め合わせる涙ぐましい努力により、こんにゃくでステーキを再現した1品。1人前84円。これで満足できるなら、ステーキは一生食べる必要なし!
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もちろん作中にはもっと詳しいレシピがバッチリ載っていて、読めばその日にすぐ貧民料理が作れるようになっています。問題は、ここに載っているレシピよりも単行本自体の価格のほうが高いところですね。そういう意味では、実に悩ましい作品です。
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)
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