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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 自公維3分の2獲得も改憲は無理?
週刊誌スクープ大賞

自公維3分の2超獲得も、改憲に高いハードル「参院選は、安倍時代の終わりの始まり?」

 文春の巻頭は、三菱UFJ銀行が150億円の「不適切融資」と、行員たちがその会社にたかり、「銀座のクラブなどの接待」を受けていたと報じている。

 この経緯をわかりやすく説明するのは、私には任が重い。大ざっぱにいうと、船舶を保有するラムス社にUFJは融資を続けてきた。14年10月には、現在頭取になった小山田隆副頭取が、ラムス社のシャルマン社長と融資契約の調印式に臨んでいた。

 両者の関係は良好に見えたが、昨年10月に暗転する。UFJ側が「傭船契約が偽造されていた」として会社更生法適用申請が出され、負債総額1,400億円という破綻劇になってしまったのである。

 シャルマン社長は文春に対して、UFJの連中が高級寿司屋や銀座のクラブで飲み食いしていたことや、傭船契約は「すべて三菱の行員に言われるがまま提出したものです」と、偽造そのものがUFJ側の提案だったと話している。

 また06年頃、まださしたる資産を持たないラムス社に対して、「150億円を融資するから自由に使ってくれ」と、特別な書類を提出したわけでもないのに、カネを振り込んできたと話す。

 当然、両者の言い分は食い違うのだが、三菱UFJ側は、今日、こういう対応を取ったとasahi.comが伝えている。

「三菱東京UFJ銀行の複数の行員が、昨年暮れに経営破綻(はたん)した融資先企業から過剰な接待を受けていたことがわかった。7日発売の週刊文春が報じた。同行は社内規定に違反していたことを認め、接待を受けていた行員を処分する方向で検討している。(中略)同行の社内調査で、幹部を含む複数の融資担当者が飲食店や高級クラブなどで頻繁に接待されていたことがわかった。更生手続きの進捗(しんちょく)などをみながら処分を検討するという。同行広報は『社内規定に照らし、ルール違反があったのは事実。適正に対処したい』とコメントした」

 接待の件だけではなく、「不適切融資」や「傭船契約書偽造疑惑」についても社内調査をして、白黒はっきりさせるべきである。

 さて、夫の覚せい剤所持でメディア対応した高島礼子の評判がいい。気丈に振る舞い、自ら尿検査を受けて潔白を証明して見せるなど、映画『極道の妻たち』を地でいく肝の据わりっぷりが、視聴者だけでなく記者たちをもうならせているのである。

 そんな土性っ骨は、どうしてできたのか? 文春によると、彼女の父親は大学で英語などを教える厳格な教育者だったが、高島は県立高校時代、母親に買ってもらったバイクで夜中走り回るほどのバイク好きだったという。

 高校卒業後に日産の子会社に入り、総務部総務課で保険業務を担当していたというから意外である。

 週末は女性だけで原付に乗って箱根を爆走したり、当時は芸能界に進む気は毛頭なく、「夢はレーサー。でもタクシーかトラックの運転手になれればいい」と言っていたそうだ。

 だが、クルマを乗りつぶして金欠になり、レースクィーンの一般公募を受けてみた。23歳という遅咲きながら、彼女の美貌は瞬く間に周囲の耳目を集めて、88年には「とらばーゆ」のCMに抜擢。そのCMが俳優・松平健の目にとまり、東映京都撮影所に招かれた。

 だが、松平にも媚びを売らず、ようやく『極道の妻たち』のヒロインに抜擢されたのは99年のこと。

「当時、高島君の起用は東映社内でも大きな賭でした。でも、蓋を開けたら大ヒット。当時の岡田茂会長は『この子はスターになる』と手放しで喜んだ」(同シリーズを手がけた関本郁夫監督)

 彼女には、18歳から交際していた地元の先輩がいたという。だが、お互いのタイミングが合わず、成就しなかった。

 20代後半には、現在服役中の元タレント・羽賀研二と深い仲になっていたという。そして96、7年に高知と出会い、99年に結婚するのだ。

 女優としても恋愛関係も、決して順調ではなかったようだ。そうした人生が彼女を磨き、今回のような見事な対応を取ることができたのかもしれない。これからの高島の演技が楽しみだ。

 荻上チキ氏(34)は、平成を代表する若手の論客らしい。彼が出ているTBSのラジオ番組『荻上チキ・Session-22』はギャラクシー賞ラジオ部門でDJパーソナリティ賞を受賞したそうだが、その理由は「知的な話術がリスナーの考える力を刺激する」というものだった。

 文春によれば、彼が経済学者・飯田泰之氏らと立ち上げたニュースサイト「シノドス」が定期的に開いていた勉強会に来ていた女性と深い仲になってしまったというのだ。

 彼には大学時代に知り合った妻と2人の子どもがいるが、これだけなら知的な男に惚れた女の物語として、文春が追いかけることもなかったのだろう。

 だが荻上氏、その女性にのめり込み、奥さんに「離婚してくれ」と口にするようになったという。

 何度か件の女性と別れたりくっついたりを繰り返すうちに、両方と別れることができずに、ついに今年3月から「一夫二妻生活」を送り始めたというのである。

 彼女は20代で、出版社に務めている。文春が電話インタビューして、不倫と呼ぶ関係だと思うがと尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「世間一般が、私たちの関係をどのように受け止めるのかは、私たちで決められることではないです。ただ奥様が傷ついたことは、私の口から『事実でない』とは言えません」

 やりとりを読む限り、私のような軟弱で無知な人間とはとてもお付き合いしていただけない、難解な女性と見た。

 だが荻上氏に聞くと、奥さんとは離婚協議を進めていたが、子どもと離れるのが難しいため、彼女とは別れ、関係修復を目指しているという。

「自分の未熟な行動で、妻子および相手の女性を深く傷つけたこと、申し訳なく思っています」(荻上氏)

 これって、不倫をした男がいう常套句だが、恋に落ちれば知者も愚者も同じだということですな。

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