フルマラソン後に騎上位? AV1,600本以上出演の大槻ひびきが挑んだ過酷なプロジェクトとは
#アダルト #インタビュー
──これまででAVは何本くらい出演されたんですか?
大槻 オムニバスとか、リニューアルされたものとか、そういうものも含めると1,600本以上リリースされているって聞いたことがあります。撮った本数とか詳しい数字はわからないです。1日に6本撮った日もあったりしたので。それを8年やっていますからね。もちろん1回で全部撮るわけではないし、フェラの日だけもあるんですけど。
──マラソンとAVでは使う筋肉も随分違うのでは?
大槻 全く違いましたね。これまでと違うところが筋肉痛になるんです。これで実際、坂道とか走ったらどうなるんだろうって。
──そうして実際、フルマラソンを走ってみて、どんな感想を持ちましたか?
大槻 路上じゃなくて歩道を走ったんですけど、10キロくらいは大丈夫でした。KMPの方たちも一緒に走ってくれたので心強くて、10キロまでは走っていても笑顔でした。でも、10キロを過ぎたあたりからは体の節々が徐々に痛くなって、スポーツブラのところが痛くなったり、筋肉痛が出たり、お腹もすいたりで、悪条件が重なって結構心が折れそうになりました(笑)。でも、そういうときにCASで見てくれていたファンの方が、「差し入れ持ってきたよ、一緒に走るよ」って現れて、前を走ってくださったり、本当にわたしが辛いときに、次々に天使が現れて……。思った以上にいろんな方が協力してくれたんです。メーカーの垣根を越えて他メーカーの方々や、お友達のエロ漫画家の方々も(笑)。みんな、応援に来てくれて、わたしの走る力につながりました。路上で倒れ込んだときに「ひびやん!」って声をかけられて、「この人たちのために走ろう!」って頑張れたんです。みなさんとの絆を再確認できた撮影になりました。
──完走もしたんですよね。
大槻 しました! 最後、涙も出ました。いろんな人に無理って言われていたし、ここを完走しないと自分が変われないとも思っていたので、「やった、ゴール!」ってなったときは、泣いてしまって……。騎上位のことはすっかり忘れていました(笑)。そこがメインなのに! 泣いているところに監督が来て、「はい、じゃあ、騎上位行くよ」って。キャンピングカーが用意されていたので、そのキャンピングカーに光の速さで押し込まれ(笑)、そのままホテルで「は~れ~」って(笑)。
──そんな状態で騎上位できたんですか?
大槻 できました! でも、詳しいことはDVDを見てのお楽しみです。
――女優人生で一番過酷な撮影だったでしょう。
大槻 でもやってよかったですよ。フルマラソンは特に。完走できなかったら悔しい思いがあったかもしれないですけど。
──マラソン直後のエッチってちなみにどんな気分だったんですか?
大槻 ランナーズハイってこういうことだなと思いました(笑)。走っている時からハイテンション。完走したあとは世界中の人を抱きしめたい気分になって、そこから連れ去られて、やっぱりハイテンション(笑)。
──Mですね、大槻さん(笑)。
大槻 そうかもしれないです! 普段から辛い時は自分に「Mごっこだ」と言い聞かせてやっていたりするんです。逆境が大きければ大きいほど、負けず嫌いが出る感じの性格なので。
──騎上位の相手は、もちろんプロの男優さんだったんですよね。
大槻 いつも一緒にやっている男優さんです。彼らもスタートからバイクでついてきてくれていたんです。給水ポイントで水を渡してくれたり。その男優さんにも感謝です。わたしがスムーズに騎上位ができるように、高めて待ってくださっていたんです。わたしが完走してお風呂に入るときも運んでくれたりだとか。仕事外の部分でも、いろいろ支えてくれました。
──この作品ですが、「AV OPEN」に出すと聞きました。
大槻 そうです。こういう作品ですから、出すからにはもちろん1番目指そうって思っています。
──ああいう場は誰かと比べられてしまう世界。参加するのがつらくなったりしませんか?
大槻 大丈夫です。負けないぞっていうより、自分らしさを大切にしたい、そんなふうに考えるようになってきたんです。以前は誰かみたいになりたいと考えていたりもしましたけど、今は「ひびやんだったらこうだよね」って言われるようなプレイを目指そうって。変化があったんです。自分の中で。
──以前は比較されるのが辛かった?
大槻 辛かったです。デビューして最初の1、2年は、とにかくいろんな人と比べられて……例えば同期の女の子だったりとか……。自分の中の葛藤も大きかった時期でしたね。あの子のほうがかわいいとか、頑張っているとか、そういうちょっとしたことが耳に入るだけで泣いてしまったり……。わたし、潮吹きを習得したのも、そういうことがあってなんです。ライバルと言われている人たちに何かをして勝ちたいって。ただ、ライバル視していた人たちは仲間でもあり、友達でもあったりしたので、すごく助けてもらった部分もたくさんありました。その子たちと悩みを共有したりして励ましあうことも。わたしと同期の企画単体の子たちとの絆はすごく強いですよ。ともちん(友田彩也香)とかもそう。比べられつつも一緒に頑張ってきた仲間です。潮吹きに関しては、わたしだったらもっと飛距離を出せるかなって。言葉攻めもわたしらしい言葉攻めを追求したり(笑)。
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