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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > テレビ末端スタッフを襲う地獄絵図

トイレでの仮眠すら「禁止」の貼り紙が……不況極まるテレビ業界、下請けスタッフを襲う地獄絵図

toilet0707.jpgイメージ画像(足成より)

 ある在京キー局のトイレに張り出された紙に、番組を制作するディレクターやADが不満を口にしている。貼り紙は、トイレ内での仮眠を禁じるものだ。

「トイレでの仮眠は遠慮願います。長時間連続使用と判断された場合は警備担当から声をかけることがあります 総務局総務部長 施設管理部長」

 あるAD女性によると「深夜にトイレ内の仮眠」はよくあることで、「常々やめるように言われてはいたんですが、ほかに寝られる場所がなくて、仕方なくみんなやっていること」なのだという。

「制作現場で寝るわけにもいかず、自分のデスクとか食事のできるスタッフルームなんかだと蛍光灯がまぶしく騒々しいので、とても眠れません。仕方なく残った手段がトイレの個室で、座ったまま30分ぐらい寝るんです」(同)

 トイレを仮眠に使われたら、その間の使用はできなくなるため、禁止するのは当然のようにも思えるが「深夜にたくさんあるトイレの個室が全部埋まるなんてことはなく、4つあったらせいぜい埋まるのは2つ程度、実質的に迷惑はかかってないと思います。それより、総務局はサボっているように見えることに怒っているのでは」とAD。

 問題は、なぜトイレで仮眠を取らなくてはならないほどの状況に陥っているか、だ。

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