介護疲れと将来不安の末……頻発する「介護殺人」は他人事ではない?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の第1位は、やはりこれだ。女優・高島礼子(51)の夫で、元俳優の高知東生(51)が、6月24日、覚せい剤取締法違反などの容疑で、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕されてしまった事件である。
それも、横浜のラブホテルでクラブホステス・五十川(いそかわ)敦子(33)と寝ている現場に踏み込まれたのだから、高島の心中いかばかりか。
高知は昨年6月、俳優として限界を感じ、妻を内助すると高らかに「主夫宣言」したのである。パーキンソン病を患っている高島の父親の介護もするとも言っていたのだが、年下の愛人との覚せい剤SEXに溺れていたのだから、あきれ果てる。
週刊新潮によれば、麻取が高知をマークしていたのは1年ぐらい前からだったという。「逮捕前日も捜査チームが2人のクルマをマークしていたところ、女が密売人とコンタクト。当日の朝2時頃になって、相次いでラブホへチェックインしたということなんだ。クスリはもちろん、体液のついたタオルや包まれた形のティッシュを押収したけど、その中にコンドームは見当たらなかったと聞いているよ」(捜査関係者)
高知は高知県出身で、明徳義塾の頃は高校球児だった。週刊文春で芸能デスクがこう話している。
「上京後は水商売を転々。AV女優のスカウトマンをしながら自慢のベンツを乗り回していたこともあった。俳優になってからも話題になるのは“女優との交際発覚”だけ。1991年から約5年間、人気AV女優のあいだもも(46)と結婚していましたが、結婚中から、かとうれいこ(47)、宮崎ますみ(48)、井上晴美(41)らと浮き名を流しています。(中略)高島と再婚したのは99年2月。彼は狙った女を『お前が一番だ』とホメ殺ししていくんです。高島と出会った頃から、『日本一の女優なんだ』と大はしゃぎで吹聴していた」
また同誌で、高知と高島が結婚する前に半同棲していたという元交際相手がこう話す。
「高島さんに言い寄っていた時には『俺はこの結婚に人生賭けてる。これが成功すれば一生安泰だ』と語るなど、ハナから“ビジネス結婚”だったのです」
高知と共に逮捕された五十川は、横浜市で歯科医師会会長を務める父親のもとで裕福な少女時代を過ごしていたようだが、十代の頃都内でスカウトされて大手芸能事務所に所属していたこともある。だが、タレントとしては芽が出ず、「あつこ」という芸名でレースクィーンをしていたという。
ちなみに、高島も元レースクィーンだった。五十川を知る芸能関係者が文春でこう語る。
「報道ではクラブホステスとなっていますが、彼女の本当の姿は、本名を捨てた芸能人専門の“プロ彼女”『あつこ』なんです。芸能人と接点を持つと“枕”ができる子を揃えて合コンを開く。そうすることで芸能人に気に入られ、人脈が広がっていく。まるで芸能人と寝ることがステイタスと思っているようでした」
高知とは、10年ぐらいの付き合いになるそうだ。文春でレースクィーン仲間が、五十川からシャブの話を聞いたのは08年頃だと話しているから、高知とのシャブを使った爛れたSEXも長く続いた“お楽しみ”だったようである。
逮捕後、当局は高知を伴って自宅をガサ入れして、ストロー1本と空の「パケ(覚醒剤を保管するビニール小袋)」を押収したと文春が報じている。その時、高島は東映京都撮影所にいた。高知逮捕の報を受けて、高島はテレ朝や東映のスタッフに「降板させてほしい」と平謝りし、覚せい剤については「私は大丈夫。いつ検査されても平気だから」と話したという。
自宅にまで覚せい剤関連の品々を残していたというのだから、妻である高島がまったく知らなかったのかという“疑惑”は当然ながら出てくる。それもシャブ中になって長いから、亭主の異変に気づかなかったのだろうか? “小股の切れ上がったいい女”高島に、人生最大の試練が襲いかかる。
彼女が主演した映画『極道の妻たち』のタンカのように「渡世のケジメつけさせてもらうで。高知死ね!」と、行くのだろうか?
【巻末付録】
先週、現代がSEX記事を大幅に縮小したので、これはポストとのわいせつ闘争から離脱かと思ったら、今週はまたページを割いている。
それも、講談社が昔出していた婦人雑誌「婦人倶楽部」の付録だったSEX特集を持ち出し、そこからSEXの奥義を学ぼうというのである。
ポストのほうは相変わらず「美熟女」もので、今週は「ヘアとTバッグと下着」特集。お暇なら見てよね!
現代のグラビアは「2016年、最注目の女優 片山萌美『挑発』」「撮り下ろしヘアヌード はるな」。名カメラマンたちが撮った「青春のヌード・セレクション」。バスで泡まみれになっている池上季実子のお尻が、なんとも言えずかわいい。
袋とじは「壇蜜 日本一美しいヌード」。壇蜜も35。熟れきった肢体を売るのも、そろそろ納め時か。
意外によかったのが、ポストの巻頭「葉加瀬マイ 遠雷」だ。写真も迫力がある。
後半は「妻の名は塔子 私の知らない女」と無名の子だが、なかなかいい。袋とじは「人気ナンバーワンのエロすぎる肢体を公開 川上ゆう」。私はこういうプロたちより、名前の知らない女の子の日常と、秘められた陰の部分という「物語」が好きだ。
飯田編集長自ら女の子捜しに出張っているのかな。趣味がいいよ! というわけで、今週はポストの辛勝。
(文=元木昌彦)
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