「フワフワフワッフーに感謝です」【airly】ヨーロッパで花開いた元ミニスカポリスの夢
#声優 #小明 #声優 on FINDER! #宍戸留美
――私は今も絶賛見失い中ですよ! でもまだやってます! airlyさんも、“もも子”時代からカウントして、もう12年、干支一回りアイドルやってることになりますね。
airly この年でアイドルなんて言ったら申し訳ないって思うんですけど、日本人って海外に行くとどうしても若く見えるし、向こうでは“アイドル”って感じで紹介はしてもらえますね。アイドルキャラの方が需要があるというか、自分にも合ってるみたいで。自分ではあんまり自覚してないんですけど……。日本での活動だと「アイドルって言っていいのかな?」って、ちょっと遠慮しちゃいます。
――日本ではどんなライブに出ているんですか?
airly 7、8年前までは地下アイドル系のライブに出ていたんですけど、今はアーティストさんとかシンガーソングライターさん寄りのライブでアイドルソングを歌っています。
――同じ事務所の時も、ライブでは松田聖子さんから松浦亜弥さんまで、ザ・アイドルな選曲でしたね。昔からアイドルソングが好きなんですか?
airly 好きなんです……! それと、ファンの方が昔のアイドルのビデオとかDVDとか音源をくださって「可愛いなぁ」って。80年代の音楽がすごく好きなので、今作っている曲も懐かしい感じのものが多いですね。こういう衣装も大好きだし……。
――そういえば、airlyになってからは衣装がグッとグレードアップしましたね! 今日も完全なるドレス!
airly この形に落ち着いたのは3年前なんです。初めてフランスのJapanExpoに行ったときに、インタビューで「君は例えて言うならどういうアイドルなの?」って聞かれて、悩んでいたら、一緒についてきてくれたお友達やスタッフに「プリンセスかな?」「プリンセスだね!」って……。
――フランスで“これからairlyをどうするか会議”が!
airly そうそう(笑)。それから、メイド服を着てみたり、ロリータ服を着てみたり、ドレスを着てみたりして、どれが一番反応が良いかを研究した結果、ドレスが一番だったんです。着物を着て活動している方はけっこう多いんですけど、ドレスを着ている人はまだいないし、私も好きだし……そんな流れで「airlyと言えばドレス!」って。
――けっこう緻密に調査されていたんですね、てっきり趣味だとばかり……!
airly 実はそうなんですよ! まぁ好きでやってるところもありますけどね(笑)。
――ちなみに、海外で活動するきっかけは何だったんですか?
airly 少し遡るんですけど、2008年に“Red-List Entertainment”っていうレーベルの川西愼護さんに「フワフワフワッフー」って曲を作っていただいたんです。YouTubeにもあげてなかったから日本では誰も知りませんね(笑)。CDも1,000枚限定で、それもなんとか売れたのか売れてないのかって感じだったんですけど、それが12年になって、フランスの“NoLife”という日本のポップカルチャーを専門としたチャンネルで4位にランクインしたんです。L’Arc-en-Cielやモーニング娘。さんよりもランキングが上で、7週連続20位以内に入って、殿堂入りになって……!
――えっ!? 発売から4年近く経ってから!? フランスで!?
airly 私も出したことを忘れてるくらいの時期にフランスから連絡がきたので、まったく意味がわからなくて。本当にびっくりしましたね~。
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