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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 花開いた元ミニスカポリスの夢
宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.40

「フワフワフワッフーに感謝です」【airly】ヨーロッパで花開いた元ミニスカポリスの夢

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――同じ時代に所属してキツすぎて禿げ散らかしてた私との明暗の差がすごいです。

airly うーん、でも、やっぱり露出が高くなってくると病みますよね、当時は着エロが流行っていたし……。脱げちゃう子は全部脱ぐけれど、着エロで頑張ってる子って、すごく悩みながらやってるから、見ている人にも、そういう頑張りを分かってほしいなぁと思ってやってましたね。……そんなとこ見せちゃいけないんですけどね(笑)!

――「それじゃ抜けねぇよ!」って声が聞こえてきそうです。ちなみに、その事務所を辞めたきっかけは?

airly やっぱり歌がやりたくって。ある程度良いお仕事もさせてもらって、それはそれでとっても楽しかったんですけど、「このままやっていたらバラエティタレントで終わっちゃうな」って気付いたんです。そこでCDを出したところで、「バラエティタレントの子が記念に1枚出した」みたいになっちゃうかなって。それで事務所を辞めたら、「もも子がAVに行ったんじゃないか」って、皆さんをすごく心配させてしまって……。

――グラドルが事務所辞めるときは必ずそういうウワサが流れますねぇ。でも、もも子さんのときは、それがとてつもなくリアルだったんですよ!! 「もう撮影終わったらしい」って話まで聞いて……ごめんなさい、これ聞いちゃいけなかったかな!?

airly それが!! 大きな勘違いなんですよ~!!! 私もけっこうフワフワしてるから、騙されてAVにいっちゃうキャラに見えたんだと思うんです! あ、AVで頑張ってる方は素晴らしいんですけど、私は絶対脱がないって決めていたので……! でも、「着エロまでは頑張ろう」と思って着エロDVDを撮ってもらって、その話がこじれたのか、お友達から電話で「もう撮影しちゃったの? 嫌じゃなかったの?」って言われて、私は着エロのことだと思ってるから「うん! 頑張りました!」って(笑)。

――(爆笑)!! そんなアンジャッシュの勘違いコントみたいなことが実際に!?

airly あの時期はいろんな方に心配かけましたね(笑)。

――それが今では世界を股に掛ける歌姫に……感慨深いです! ちなみに、アイドルを志したのはいつから?

airly アイドルというか、歌を伝える人になりたかったんです。孤独なとき、いつも歌に助けられてきましたし。あと、承認欲求もあったのかな。いろいろ大変な子ども時代で、「認めて欲しい」「愛して欲しい」「居場所が欲しい」っていう思いがいつもあって……。厳しい家庭だったので、「親の理想型の私じゃないといる意味がないんじゃないか」「本来の私では価値がないかもしれない」と思ってしまう。アイドルも似たところがありますよね。「ファンの望む自分でいなくっちゃ」っていうプレッシャーがあって。

――「私を愛して!」と思って入ったものの、ファンからの希望に翻弄されて、結局自分を見失っていくんですよねぇ。

airly そう~!! だから本当に小明ちゃんの本(『アイドル墜落日記』『アイドル脱落日記』絶賛発売中です)を読んで、わかるところがいっぱい!! ヨーロッパで活動を始めて、やっとそこから脱出できたところなんです。ヨーロッパって、すごく自分らしさを大事にしてくれるので、今が一番自分らしさを見つめられてるなぁ。

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