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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 韓国珍スポ「潘基文本家」
傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.12

国連事務総長のおとぼけ人形がずらり「潘基文本家」

honke01首から下に違和感。首から上も違和感。

 国連事務総長の名を冠した「潘基文(パン・ギムン)平和ランド」(参照記事)を訪れ、脳もいい感じにフニャフニャになった私が、次に向かった先は隣町の忠州(チュンジュ)市。観光気分で昔ながらの市場、武学(ムハク)市場を歩いていたところ、思いもよらず「潘基文本家」なる看板を発見! まさか、ここでも潘基文スポットに出会うとは……。韓国のみんなは、一体どれだけ国連事務総長が好きなのだろう。

 矢印に案内され市場を抜けると、真新しい平屋の家が登場。ここが、かの潘基文本家のようだ。

honke02アーバンな佇まい

 なお、前回の平和ランドで訪れた家は、潘基文がおぎゃあと生まれた「生家」であり、今回は「本家」とのことだ。後で調べたところによると、忠州市が土地代含む事業費3億3,000万ウォン(約3,000万円)をかけ、潘基文が少年時代から結婚までの20年以上過ごした家を復元したのがこの「潘基文本家」であり、2013年にオープンした。もちろん、本人が実際にこのピカピカの家に住んでいたわけではない。

 敷地内に足を踏み入れると、まずはお約束の潘基文像がお出迎え。像の方は精巧にできているが、微妙に似ておらず、珍スポトラベラーとしてはテンションが上がる。

 庭には、金ピカの子どもの像がいくつか設置されていた。説明を読むと、子ども時代の兄弟愛あふれる潘基文を表現した像とのこと。歴史上の偉人を紹介するようなノリに、「本人、まだ生きてるんですけど!」とのツッコミは、韓国では通用しない。前回も同じことを言ったが、大事なので二度言おう。歴代大統領や重要人物の住んでいた家が、在籍中から観光スポット化されるのは韓国の常識だ。

honke03像の前には「人間味あふれる、学生時代の潘基文総長の姿」という説明

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