レイプか、売春か――韓国・13歳の家出少女の膣内から6人の精液検出も、裁判所が異例の判決
2016/06/29 21:00
#事件 #韓国 #東アジアニュース #河鐘基 #性犯罪
イメージ画像(blogspot.comより)
6月上旬、韓国の人気ドキュメンタリー番組が報じた、とある少女が話題となった。ある日、家から忽然と姿を消した少女・ウンビさん(仮名)。失踪後、家族との連絡が途絶えたが、6日後に発見・保護された。番組はその期間、彼女の身に何が起きたのか足跡をたどった。
ウンビさんの母親の証言によると、保護された際の彼女は、まるで別人のように豹変していたという。
「(娘の)体臭がひどかった。再会後、すぐ抱きしめたが、『誰だ!』と狂った様子でした。非常に興奮していて、周囲に悪態をついていた。目もトロンとしていて、異常でした」(ウンビさんの母親)
少し話をさかのぼろう。ウンビさんが姿を消した後、母親は警察に捜索を依頼。警察がウンビさんの携帯端末の情報を調べてみると、何人かとの通話記録は残っていたものの、母親からの着信は拒否されていた。また、GPS情報からは、ソウル近郊の街を転々としていたことが明らかになった。
保護された後、病院で検査を受けたウンビさんだが、処女膜が損傷され、膣内から複数人の精液が検出された。状況から察するに、ウンビさんが性的暴行を受けたのは明らかだ。
捜査の結果、ウンビさんと性行為を行った男6人が拘束された。ただ、その判決は驚くほど軽いものだった。まず2人は罰金刑、ほかの2人は執行猶予2年、そしてもうひとりには前科があるという理由から、懲役刑に処されることになった(残るひとりについては不明)。本来、性的暴行であれば懲役刑や性犯罪防止プログラム履修が必須になるのだが、なぜ、これほどまでに罪が軽くなったのか?
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