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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 韓国珍スポ「潘基文平和ランド」
傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.11

腰が抜けるほどピースフル「潘基文平和ランド」

bangimun03現職国連事務総長と肩を並べて、はいキムチ

 その後ろには、かやぶきの家があり、これがかの「潘基文生家」であった。とはいえ、モデルハウスのように真新しい。それもそのはず、本物の生家は1970年代にスレート屋根に改築された後、2002年には撤去されている。いま目の前にあるのは、写真資料をもとに10年に復元されたものとなる。

 なので真新しい部屋に「潘基文総長が生まれた部屋」と書かれていても、へえ、というばかりであった。お宝感があるといえば、この新しい家の縁側に座る、潘基文の写真が飾られているということ。ぴかぴかのフェイクに出会ったご本人は、笑顔を浮かべつつ一体何を思っただろう。

 そして隣には、彼の業績や生い立ちを展示する「潘基文記念館」も。おなかに将来の事務総長を宿した母親が見た、縁起のいい夢をジオラマで表現するなど、国連事務総長マニアにはたまらない内容となっている。

 あと個人的にツボったのは、紹介されていた潘基文の名言、「今眠れば夢を見られるが、今勉強すれば夢がかなう」。大喜利か。

bangimun04潘基文記念館。右の石碑は単なる長方形ではなく、国連本部をイメージ
bangimun05記念館内にある、潘基文夫妻がこの館を訪れ座ったという、珍妙な椅子

 生家村の全貌がだいたいわかったところで、いよいよ「潘基文平和ランド」へ。民家を抜けた先には、学校のグラウンドほどの、人っ子ひとりいない芝生の公園が広がっていた。

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