日米通算で最多安打記録更新も、チチロー VS イチロー夫妻の断絶は続いていた!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
第8位。ポストが有名企業100社のボーナス大調査をやっている。
経団連の調査によれば、大手企業(東証1部上場の従業員500人以上)のボーナスの平均妥結額は92万7,415円で昨年比3.74%増だったという。リーマンショック前に迫る、8年ぶりの高水準となった。
ポストの調査で、支給額トップとなったのはやはりトヨタ自動車で148万円。今春のベアは昨年を下回る水準だったが、ボーナスでは組合員平均で11万円アップとなって社員に報いた。
日産自動車も年間225万5,100円という数字で、夏分だけでも100万円を優に超える計算になるという。
初めて商社業界のトップに立った伊藤忠商事は、昨年とそんなに変わらないが、今年は特別ボーナスが出るそうだ。
「8年目以上の階級なら25万円くらい。もらえる理由? もちろん三菱商事を超えて業界トップになったことですよ」(20代社員)
ボーナスが10万円以上増額になった会社を挙げてみる。キリンビール、伊藤ハム。オオクマは21万5,240円も増えている。トヨタ自動車、ヤマハ。中部電力は17万9,000円もの増である。
今のところは景気のいい一流企業のボーナスであるが、日銀のマイナス金利政策の失敗などで急激に進んでいる円高、株安、アメリカ経済の低迷、イギリスのEUからの離脱などがあれば、これからどうなるかわからない。
それにしても、うらやましいがね。
現代が今週もやっている「手術は受けてはいけない、薬は気をつけろ」という特集だが、これだけ続けているというのは、売れ行きがいいのだろう。
だが、私のような“成人病の宝庫”のような人間が読むと、当たり前で失礼だが、面白くもおかしくもない。
そう思いつつ、一応紹介しておく。
まず、初期のがんであっても、医者が手術に失敗することがある。当たり前じゃ。
父親を食道がんの手術がきっかけで亡くした平山久美さん(47歳・仮名)は「メスを持った若い医師が頸動脈を傷つけるミスを犯した。まさか、あれほど自信満々だった医師の手術が失敗するとは思いませんでした。安易に手術を選択したことを悔やんでいます」と語っている。
特に外科医はメスを持ってナンボというところがあるから、すぐに手術をしたがる。だが、手術しことでより悪化させてしまうことはよくあるのだ。
また、外科医の平岩正樹氏はこう言う。
「胃瘻(腹に穴を開け、直接胃に栄養を送ること)をするようになってしまうと、『自分の口で食事もできずに長生きするくらいなら、手術せずに死んだ方がマシだった』と考える人も出てきます」
私の父親がそうだった。誤嚥(ごえん)性肺炎には何度もなったが、自分で食事することは最後までやめなかった。
しかし、若い医者が熱心に勧めるので渋々胃瘻にしたが、したとたん、気力が衰え寝たきりになって、数カ月で亡くなってしまった。いま思い返しても、痛恨事である。
「65歳を過ぎて、体力の衰えが目立ってきた高齢者にとっては、手術がベストの選択肢とは言えないのですが、医者はそこまで考えてないし、教えてもくれません」(都内大学病院の呼吸器外科医)
現代は、医者がいくら安全だと言っても、術後、体にどんな弊害が出るのかわからないという。最近、とみに増えてきた内視鏡や腹腔鏡手術には危険が伴う。
「開腹手術なら術中の思わぬ出血にも対処できますが、腹腔鏡手術では予期せぬ出血が起きてしまうと止血がままなりません。(中略)特に肝臓やすい臓におけるがんは大量出血の恐れが高く大変危険です。肝臓やすい臓の場合、大血管が周囲に存在している上、体内の奥深くにあるため、内視鏡のモニターでは見えづらく、誤って傷つけてしまう可能性が高いのです」(浜松労災病院の有井滋樹院長)
腹腔鏡手術は非常に高度な技量が要求され、一歩間違えれば「死」のリスクを伴うことを忘れてはならないと、現代は言う。
また、全身麻酔もよくいわれるが、大きな危険を伴う。麻酔薬の分量を正しくコントロールするには熟練が必要だし、もっといえば、なぜ麻酔薬を投与されると人は意識や感覚を失うのかというメカニズムそのものが、いまだ完全には解明されてはいないからだ。
私の年上の友人は、昨年夏に肺がん、それも末期ではないかと診断された。相当悩み、医者の言う通りに抗がん剤治療を始めたが、やはり副作用がきつく、日に日に痩せて、食事も喉を通らない。
そういう姿を身近で見ていると、あのとき、抗がん剤治療ではなく、緩和ケアのようなやり方のほうが、好きな食事をしたり、仕事を続けたりできたのではないかと、後悔している。
自分の最後のときは、絶対抗がん剤はやらないと決めているのだが、医者から『抗がん剤治療をしたら、完治するかもしれない』と言われたら、拒み続けられるだろうか? 自信はない。
こうしたテーマは、いい悪いではなく、ケースバイケースで、個々の例を詳細に追っていかないと、わからないことが多い。もっと工夫が欲しいテーマである。
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