日米通算で最多安打記録更新も、チチロー VS イチロー夫妻の断絶は続いていた!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
新潮に、ダウンタウンの松本人志が昔、新橋の烏森神社周辺の土地を買っていて、最近売って相当儲けたと報じている。
だが、読む限り、どこに問題があるのかわからない記事だ。烏森神社のあたりはいい飲み屋があるので、年に数回は行っているが、くだんの土地は烏森通り沿いにあり、タバコ屋があり、韓国料理屋があるという。この2つを取り囲むL字型の更地は現在、コインパーキングになっているが、そこが2010年に松本が取得して今年3月に売却した土地だそうだ。
松本の購入価格は8億円ほどで、松本は現金で購入して、16億円ぐらいで売却しているのではないかと地元の不動産屋が話している。
まあ、ようござんしたね松本さんという話だと思うのだが、新潮は、この土地を買うとは松本は相当な玄人だというのだ。
それは、この土地がL字型でビルを建てるにも厄介で、もし韓国料理屋とタバコ屋が立ち退いてくれれば、長方形の土地になって地価は倍増するというのである。
韓国料理屋は頼めば承諾してくれそうだが、タバコ屋の高齢姉妹が頑として売りたがらないというのだ。
だが、そんな話はどこにでもあるし、この姉妹が悪いわけでもない。また松本が誰かの入れ知恵(新潮では、島田紳助ではないかと推測している)でその土地を買ったとしても、それだけでとやかく言えることではないはずだ。
今のお笑い芸人たちは、ゼニ儲けがうまいということはよくわかった。
さて、イチローが日米通算だが、ピート・ローズの最多安打記録4,256本をあっという間に塗り替えてしまった。
日本では号外が出て、日本のメディアは大騒ぎしているが、イチローには喜びの表情はなかった。新記録達成の会見で語られたのは、自分を見下し、自分を無視しようとする大打者への怒りだった。朝日新聞(6月16日付)から引用してみたい。
「僕は子どもの頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はある。たとえば、小学生のころに毎日野球の練習をして、近所の人からあいつプロ野球選手にでもなるのかって、いつも笑われていた。悔しい思いもしましたけど、プロ野球選手にもなった。そして何年かやって、日本で首位打者をとって。今度アメリカに行くときに、首位打者になってみたい。そんなときもやっぱり笑われた。でもそれも2回達成した。常に人に笑われてきた歴史、悔しい歴史が僕の中にある。これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります」
「ピート・ローズが喜んでくれていたら全然違う。全然違いますよ。でもそうじゃないって聞いているので、だから僕も興味がないというか」
ローズはUSAトゥデー紙(AFP=時事 6月15日16時36分配信より)に、こう話していた。
「イチローにケチをつけようというんじゃない。彼はすでに、殿堂入りにふさわしい実績を残している。それでも、彼らは気づけば、『ハイスクール時代』のヒットを数に含めているじゃないか。(中略)野球に詳しい人間で、日本の野球とメジャーが対等だと言う人間がいると思うか? 私は思わない。こっちでうまくいかなくて、あっちで名を挙げた選手は山ほどいる。タフィ・ローズ(Tuffy Rhodes)とかね。こっちでは鳴かず飛ばずだった選手が、向こうで本塁打を(2001年に)55本打ったんだ。これは、まわりのレベルが関係しているとしか考えられない」
それを意識してだろう、イチローはこう話している。
「偉大な数字を残した人がたくさんいますけど、その人が偉大だとは限らないですよね。偉大な人間とは限らない。むしろ反対の方が多いケースがある」
新潮は、イチローを育て上げてきた父親、チチローとイチロー夫妻の断絶がいまだに続いていると報じている。
父の宣之さん(73)とは、妻で8歳年上の福島弓子さんと結婚したことで確執が生まれ、弓子さんはわずか数カ月で宣之さんの家から出て、神戸で単身暮らしていたイチローのもとへ行ってしまった。
その後、メジャーへ移籍するということも、当日の朝まで何も知らされていなかったという。その後も、父親を無視するような発言が続いた。
「04年、シーズン258安打のメジャー新記録を打ち立てた際、『誰に感謝したいか』と問われたイチローは、二人三脚で歩んできた父には一切触れず、夫人と愛犬の名を挙げるのみだった」(新潮)
そのチチローは息子の新記録達成の報を聞いて、「追いついたときは平静だったけど、追い越したときはこみ上げてくるものがあった。自然に涙がこぼれた」(朝日新聞より)と話している。
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