ついに辞職! あの舛添要一都知事に「悪かった……」と謝罪した議員とは
#政治 #舛添要一
15日午前、舛添要一都知事が都議会議長に辞職願を提出した。この“舛添問題”の最大の山場となったのが、13日に行われた集中審議だ。
これは、各党の代表者が疑惑まみれの舛添要一都知事を徹底追及する場。7月の参院選にも影響を及ぼすことから、各党、アピールに必死なのは予想通りだったが、そんな中、完全に空回りした挙げ句、舛添氏に「悪かった」と頭を下げたのが“ブロガー議員”の音喜多駿議員だった。
同氏は1983年生まれの32歳。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、2013年、都議選に初出馬、初当選した。SNSで積極的に情報発信を行い、間もなく初の著書『ギャル男でもわかる政治の話』(共著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)が出版される。舛添氏を一貫して糾弾しており、各局情報番組にも出演するなど、このところ知名度を上げていた。
5時間に及ぶ集中審議では“トリ”を飾ることとなり、周囲には「論破しますよ」「新たな疑惑を出します」と、得意げに語っていたが……。
「序盤こそ威勢よく追及していましたが、知事の航空各社のマイルに関する質問では、自分の見立てと実際が違い、完全に空回りしていた」とは傍聴者の男性。
音喜多氏は知事がファーストクラスを利用して海外出張する際、舛添氏の性格を考え、おそらく「マイルをためているだろう」「そのマイルを着服しているだろう」と推測。それを新たなケチ疑惑として、糾弾する予定だった。
ところが、舛添氏は「マイルカードは持っていますが、一度も使ったことがない」と即答。音喜多氏は「では、公開できますね?」とたたみ掛けたが、舛添氏は「できるも何も、何も出ませんけど……」と答えた。
「あの舛添氏の様子からは、本当にマイルカードはいじっていないと思う。この時点で音喜多氏のシナリオは破綻していたが、その後も彼は『議会調整を副知事にやらせている』『副知事にすべてを丸投げしている』と糾弾。これには舛添氏も過去の議事録などを示し、『そのようなことはしていない』と完全否定。正直、舛添氏の説明のほうが整合性が取れていた」(同)
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