海老蔵は気丈に対応も……小林麻央の“病状”聞けない芸能レポーター陣に大ブーイング!
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歌舞伎俳優・市川海老蔵が6月9日に東京都内で開いた、妻でフリーアナウンサー・小林麻央のがんに関する緊急会見が、業界内で問題視されているという。会見に登場した海老蔵に対してではなく、質問した芸能リポーター陣と、海老蔵の所属事務所に対してだ。テレビ局関係者はこう憤慨する。
「約200人の報道陣が殺到したあの会見で質問が許されたのは、井上公造氏ら芸能リポーターだけ。ディレクターや記者は質問できなかった。海老蔵さんは彼らの質問に言葉を選びながら丁寧に回答してくれましたが、芸能リポーター陣の質問が腰が引けていて、病状の基本的な確認ができなかったんです」(テレビ局関係者)
この関係者が指摘する「基本的な確認」とは、「腫瘍ができたのは左右どちらの乳房か」「乳がんは体の他の部位に転移しているのか」「手術はいつごろの予定か」など。これまでのがん公表会見では当然にように確認されてきたことだ。昨年9月に北斗晶が乳がんを公表したときも、がん腫瘍は右乳房にでき、脇のリンパに転移したことなどを明らかにしている。
「海老蔵さんは会見で病状のステージを聞かれ、明言はしなかった。質問に対してどこまで公表するかは、海老蔵さんサイドの意向があるからもちろんそれでいい。問題は、なぜ芸能リポーター陣が基本的なことを質問しなかったのかということ。病状の確認をおろそかにして、あるリポーターは、海老蔵さんが得度(出家)したのは麻央さんのがんが理由だったのかと聞いている。海老蔵さんは若干あきれ気味の顔をして『これ(麻央のがん)とそれ(自身の得度)とは関係ないようであるわけですから』とイエスともノーとも取れない微妙な言い回しだった。海老蔵さんが、長女が麻央さんのために絵を描いてプレゼントしたと明かすと、別のリポーターは『どんな絵?』と聞いている。この質問、重要ですか? 会見はハナから30分と決められて、制限があったのに。海老蔵さんは拍子抜けしたのか『動物……タヌキかな、よくわからない』と回答している。会見の主題ががんで、デリケートな問題だから一定の配慮があるのは当然。でも、芸能リポーター陣があまりにも腰が引けていた」(同)
一方、海老蔵の所属事務所の松竹にも疑問の声が上がっている。
「事務所側が会見の開始直前と終了直後に報道各社に対し、『海老蔵の過去の映像、写真を使うときは歌舞伎をしている素材は使わないでほしい』と再三、アナウンスしたんです。意味がわからない。麻央さんのがんの会見を放送、記事化するのに、報道各社が海老蔵さんの歌舞伎の隈取(白塗り姿)の画を使うわけがない」(別のテレビ局関係者)
この不可解な要望を出した理由は、海老蔵の事務所が梨園サイドに配慮したためとささやかれている。
「今回のがんは、ごく近親者のみにしか知らされていないトップシークレットで、梨園関係者もほとんど知りませんでした。麻央さんは海老蔵さんの公演に1年ほど顔を見せず、梨園側は不信感を抱いていましたが、その理由が今回乳がんとわかり、梨園側も納得。しかし、海老蔵さんの事務所としては報道でがんの事実を知らせたことに負い目を感じたようです。それで梨園側に配慮して、海老蔵さんの隈取を使うなと報道各社に通達したのでは、という見方です」(同)
緊急会見に対しては、気丈に振る舞った海老蔵に賛辞があふれている。かたや、会見後にも海老蔵夫妻の自宅に張り付いているメディアの姿勢には、世間からも非難が殺到。海老蔵の大物ぶりに比べて、事務所やメディア側のちっぽけさが際立つ状況になっている。
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