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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 下町を彩る「錦糸町 肉&肉バーガー」
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第56回

したたる肉汁で下町を彩るアメリカンテイストな「錦糸町 肉&肉バーガー」

DSCN6260行列はできていても、比較的早く入店できた。声をかけてくれる店員の気遣いもうれしい。

 梅雨シーズンのあるSunday、錦糸町にGoodなHamburger ShopができたというのでTryしてみることにした。

 場所はJR錦糸町駅と両国駅の中間地点で、交差点に面した角地である。ステイションモールでもショッピングモールでもなく、時間もPM2時過ぎだというのに、10人ほどのウェイティングができているではないか。

 15分ほど待たされてCounter席に案内された。まずは、Today’s Beerの“Brooklyn Lager”のDraftを。そして、Burgerは“Wild Out”をチョイスした。

 Counter席の右側にあるKitchenでは、2人のシェフが忙しそうに調理している様子がうかがえる。ホール担当のウエイターとウエイトレスも忙しそうだが、常にSmileでHolidayの外食に華を添えてくれている。

 Burgerを待ちきれずにBeerをひとくちグビリ。NewYorkerに一番人気という、その苦みばしったLagerを堪能していると、

「お待ちどうさまでした」

 と、Wild Outが提供された。それをひと目見て、

「Hahaha、シェフもウエイタークンも忙しすぎて慌てちゃったのかな?」

 皿に乗ってるBurgerには、バンズがついてないのだ。

DSCN6231バンズで挟み忘れたダブルバーガーといった感じだが、これであっている。フライドポテトとキュウリのピクルスがセットだ。

「エクスキューズミー、バンズを忘れているようだけど(笑)」

 するとウエイタークン、さわやかな笑顔でこう言った。

「Wild Outは、バンズのないBurgerなんです。ミンチ肉とステーキ肉の食感をお楽しみください」

 What!? Noバンズ Only Meet? なんてぇこったい!

DSCN62392枚で240グラムのパティーは、ミンチ肉とステーキ肉の荒切りのミックスだ。

 慌ててメニューを見直すと、全部英語で書かれてはいるが、そこには“240g beef patty for buns”と書かれている。つまり、「肉」が「バンズ」の代わりなのだ……。パティーむき出しのバーガーには、トマトとチェダーチーズ、オニオンとソースがサンドされている。

「フッ、上等だぜ」

 おもむろに肉々しい風体のバーガーをわしづかみし、かぶりついた。

 と……

「ジュ~~ワ~ッ!」

 ダムから放流された川の水のように、勢いよく肉のジュースが口内に流れ込んできたのだ。そして、肉々しい2枚のパティーにダイレクトでくい込む歯からも、ステーキ肉を荒々しく刻んだ歯ごたえある食感が伝わってくるじゃないか!

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