大気汚染も人間関係も世界最悪クラス! 生活水準が低下し続ける韓国は、やっぱり「ヘル朝鮮」だった
#韓国 #東アジアニュース #河鐘基
経済協力開発機構(OECD)が発表している「より良い暮らし指標(Better Life Index=BLI)」。住宅、所得、コミュニティ、環境、生活満足度、安全など国民生活と関連する各項目を評価し、その質を分析する国際指標となるが、その2016年版で、韓国は38加盟国のうち総合28位となった。13年の27位以降、14年には25位、昨年27位、そして今年と、順位が低迷し続けている。
個別のスコアは以下の通り。まず、環境部門では、イスラエルよりわずかに上の37位を記録し、ようやく最下位を免れた。ただ、さらに具体的な項目である大気汚染の指標ではワースト1位に。韓国の平均微小粒子状物質濃度(PM2.5など)は29.1㎍/㎥で、OECD平均の14.05㎍/㎥の倍を超えた。世界保健機関のガイドライン10㎍/㎥と比較すると、3倍の水準となる。
社会の関係性などを指すコミュニティ部門の指標も、最下位クラスとなった。例えば「困難に直面した時、コミュニティ内で助けを求める人がいる」と答えた人の割合は75.8%で、OECD平均の88%をかなり下回った。人情が取りえだった韓国の国民性だが、統計だけ見ると、そのような人間関係もすでに希薄になって久しいようだ。
仕事と生活のバランス部門も36位に。週50時間以上働く長時間労働者の割合は23.3%で、メキシコ、トルコとともに最下位圏にランクインした。
生活の満足度を問う質問対しては、韓国人は10点満点で平均5.8点と自己採点した。OECD平均6.5点よりも低い自己評価だった。韓国人家庭では、会話が減っていることも明らかになった。韓国の子どもたちが親と過ごす時間は一日平均48分。OECD加盟国の中で最も少なかった。加えて、子どもの貧困率も07年以降、下落傾向を示している。
「子どもの貧困率については、あくまで国民全体の所得の中間値を取った相対評価なので実態が見えにくい側面があります。が、保護される捨て子や、虐待される子どものニュースは毎日のように報じられていますし、実感として状況が悪化しているというのは間違いないと思います」(韓国雑誌記者)
一方、学習熱など教育に関する分野は6位と、11部門の中で唯一10位以内に入った。 15~64歳の成人のうち、高校以上の学歴を持つ割合は85%で15位、数学と科学の学習能力は1位だった。
なお、生活の質が最も高いと評価を受けた国は、ノルウェー。オーストラリア、デンマーク、スイス、カナダなどがその後に続いた。
(取材・文=河鐘基)
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