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Jリーグ・レッズ柏木陽介ブチギレ! 便乗してキレた槙野智章が「まったく関係ない」と話題に

urawa0601浦和レッズオフィシャルサイトより

 先月29日、ベストアメニティスタジアムで行われたサガン鳥栖 vs 浦和レッズの試合、日本代表で浦和のMF柏木陽介がボールボーイにブチ切れたことが話題になっている。

「サガン鳥栖U-15が務めたこの日のボールボーイは、ラインを割って浦和ボールになるたびに時間稼ぎをし、やっと渡したかと思えば、わざと選手の手前に転がして取りにこさせるなど姑息な手を使っていました。おそらくは鳥栖のコーチ陣に指示されたのでしょうね。試合終了間際、業を煮やした柏木がボールボーイに対して『おまえ、いいプロになれんのか!』と怒鳴っている声をハッキリとマイクが拾っているんです。柏木がこれほど怒るなんて珍しいですよ。しかし、確かにボールボーイは卑怯な行為をしましたが、Jリーグ一怖いと評判のレッズサポーターの前で堂々と遅延行為をするなんて、なかなか度胸のある少年ですよね。両チームと関係のないファンの間では『普通大人でもできないよ』『もしかしたら大物になるかもな』『ボールの転がし方絶妙! 練習したんじゃないか?』と、評判になっていることも確かです」(スポーツライター)


 欧州や南米では、ボールボーイが時間稼ぎを行ったり相手選手を挑発してストレスを与える行為は日常茶飯事で、世界的にも問題になっている。そろそろ新しく、なんらかのルールを付け加えないといけない時期なのかもしれない。

 しかし、この試合で物議を醸しているのは、このボールボーイの件だけではなかった。柏木と同じく日本代表のDF槙野智章についてだ。

「格上である浦和をホームに迎えて、鳥栖はディフェンス重視の引き分けの勝ち点1を狙いにいくサッカーをしたんです。見事に0-0で抑えられた試合後に槙野は『最初から勝つ気が感じられなかった』『日本を代表するGKやFWから“時間を稼ごう”“0-0でいい”という声が聞こえてきて、ガッカリした』と、鳥栖のGK林彰洋とFW豊田陽平に対して、ほぼ名指しで批判しました。普段は守備的なチームに対してもここまで言わない槙野ですから、明らかにボールボーイの件と混同して怒りをぶつけてますよね。『槙野マジでそれは関係ない』『便乗の仕方間違えてる』『槙野はいつも少しだけ間違える』と、ファンからはため息が漏れています」(同)

 守備的にされるたびに相手を批判していたらキリがない。代表の中でも熱い男として知られる槙野だけに、おそらくはボールボーイに対する思いが重なったのだろう。しかし、今回はそれが間違った方向にいってしまった。確かに熱い思いは大事だが、他のポジションよりもクレバーさが必要なDF。槙野にはもう少しクールに戦ってもらいたい。
(文=沢野奈津夫)

最終更新:2016/06/01 18:07
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