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週刊誌スクープ大賞

【東大生強制わいせつ事件】被害女性の局部にドライヤーで熱風……サディストすぎるエリート学生の素顔とは

 ところで先週、日経の競馬記者・野元賢一氏の競馬記事が当たると紹介した。野元氏の予想を先週の土、日もフォローしてみたが、やはり彼の予想力はただ者ではなかった。

 彼の予想は原則4頭。メインレースだけ5~6点になるが、それでもほかの予想屋に比べれば少ない。

 結論からいえば、彼の予想した馬だけで来るレースは4~5レース。彼の印の馬と無印にした馬が来るのが5レースぐらいで、まったく無印にした馬同士で来るのは2レースか3レースである。

 ダービーは野元氏の〇と◎で来た。先週のオークスもシンハライト◎、チェッキーノ〇で決まっている。

 まだ、彼の予想をどう買えば絶対儲かるのか決めかねてはいるが、近々、結論をここで発表したいと思っている。

 お次は50年も続き、視聴率も高止まりしているお笑い番組『笑点』(日本テレビ系)だが、このたび司会の桂歌丸(79)が勇退した。

 これだけの人気番組の新司会者をいったい誰か務めるのか、注目が集まっていた。大方の予想は、三遊亭円楽(66)と見られていたのだが、フタを開けてみれば、春風亭昇太(56)というサプライズ人事だったとポストが報じている。

 この番組は立川談志さんが始め、初代の司会者は談志さんである。私も昔はよく見たものだが、今はほとんど見なくなってしまった。

 談志さんも言っているように、ここの大喜利も含めて、全部事前に何をやるか決めてある。それをさもハプニングのように見せるのが、ここの出演者の腕の見せどころなのだ。

 そう意味では、司会の良い悪いは番組の出来に深く関わるから、歌丸は慎重に選び、周囲に口外しないよう、秘密裏に行われてきたのだろう。

 NHKスペシャルに出た歌丸が、先代の円楽が亡くなる前に電話をかけてきて、「後を頼む」と泣きながら頼まれたというエピソードも、円楽で決まりというムードを広め、円楽自身も「次はオレ」と言い回っていたようだ。

 ポストで、歌丸はこう話している。

「まず若さ、明るさ。そして即興力があるわけですよ。あの方は新作落語をやりますよね。古典も“昇太流の古典”でやる。同じネタでも昇太さんがやるとガラッと違ってきちゃうわけです。笑点はこれから何十年も続けてもらいたい。そのために若い昇太さんを推薦しました」

 大いなるマンネリの『笑点』は、私にはこれから何十年も続くとは思えないが、ここで落語の真似ごとを覚えた視聴者が、落語を聞きに寄席やホールに来てもらうきっかけにはなってきたし、これからもそうなってほしい。

 そして落語がわかるようになったファンは、みなこう言うだろう。

「立川談志や古今亭志ん朝の高座を生で見てみたかったな」

 もう遅いがね。

 新潮は、外務省の事務次官に内定した杉山晋輔外務審議官(63)のことを「杉山といえばロウソク」だから、「就任なら日本は恥ずかしい」と書いている。なんのこっちゃ?

 鈴木宗男元内閣官房副長官の著書『闇の権力の執行人』(講談社)の中に、杉山氏のことをこう書いているそうだ。

「料亭では、裸になって肛門にロウソクを立て、火をつけて座敷中を這い回るという『ろうそく遊び』なる下劣な座敷遊びに興じていた」

 なんとまあ、粋な遊びをしはる人やろう。サミットで各国首脳たちに披露したらよかったのに。

 さて、オバマ大統領が広島を訪問した。原爆記念館での滞在は10分と短かったが、その後に行った17分間のスピーチと、2人の被爆者たちとの握手とハグする姿に涙が出るほど感動した。

 大統領就任早々行った核廃絶宣言、そして任期を終える間近に行った広島でのスピーチは、歴史に残るものになるはずである。

 同行するはずだった旧日本軍捕虜の米男性の訪問は、直前で中止になった。彼が日本のメディアに「戦争終結のために原爆投下はやむを得なかった」と言ったことが、オバマの気を損ねたのかもしれない。

 先週触れなかった「ニューズウィーク日本版」を紹介しておこう。広島・長崎に原爆を投下したトルーマン大統領の孫、クリフト・トルーマン・ダニエル氏(58)のロングインタビューが載っていて読み応えがあった。

 彼の母親がトルーマンの一人娘。ダニエル氏は、被爆者で後遺症に苦しみながら回復を祈って千羽鶴を折り続けた佐々木禎子さんの兄と知り合い、子どもたちを連れて広島に行った。以来、広島、長崎の被爆者の体験をアメリカに伝える活動を続けている。

 アメリカではいまだに先の米男性のように、戦争終結のために原爆投下は仕方なかったという考えが大勢である。ダニエル氏はトルーマンの孫ということで、「トルーマンの決断についてどう思うか?」と何度も聞かれてきた。

「私は被爆者に向かって、原爆投下は素晴らしい考えだったと言ったりはしない。しかし一方で、太平洋戦争を戦ったアメリカの退役軍人に対し、原爆投下が間違っていたと言うこともできない。私はその真ん中で身動きができなくなっており、息子も同じなのだと思う。私たちにとって、あの決断が正しかったかどうかという問いは、その後に相手の立場を理解することや、何が起きたかを伝えていくことの大切さに比べれば重要ではない」

 トルーマンの孫であることで、彼はどれだけ苦しんできたのだろう。オバマ大統領の広島訪問については「素晴らしいことだ。そう思わない理由がどこにあるだろう」と答えている。

 そしてオバマ大統領がやるべきは、「謝罪は求められてはいないのだと思う。求められているのは、何があったかを正直に認めることだ。(中略)オバマ大統領はこういう言い方もできるかもしれない。アメリカはすべきと思うことをやった。だが、それがもたらした傷についても認めないといけない」。

 インタビュアーの小暮聡子氏(ニューヨーク支局)の祖父は戦時中、岩手県釜石市にあった連合軍捕虜収容所の所長を務め、戦後、収容所の管理責任を問われ、B級戦犯になっている。小暮がこう結ぶ。

「ダニエルはインタビューの中で、被爆者の中には本当は今も怒りを抱いている人もいるだろうと遠慮気味に口にした。アメリカでは原爆正当論は根強いが、少なくとも彼は被爆者の心情を理解しようとしている。翻って日本人は、アメリカがなぜ原爆投下を正当化するのかを十分に考えてきたと言えるだろうか」

 長いインタビューのため断片しか伝えられないのが残念だが、このインタビューは先週のどの週刊誌の記事より秀逸であった。

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