まだ史上最低ペース! フジテレビ月9『ラヴソング』7.4%も、ストーリー“大迷走”で……
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「お姉ちゃんも笑われたけど、歌に出会って世界が変わった」
「自分を好きになって、前よりも強くなれた」
「怖いものが減ったの」
「私、今幸せだよ」
「強くなれば幸せになれる、絶対に」
「だから強くなりな」
それは本来、最終回にとっておくべき克己だったのでしょう。実に感動的で立派な「スピーチ」でした。
佐野さくらという人物の「ガンにならなかった未来」が描かれることは、もう二度とありません。単独ライブが無事終了した後、空一が抱きしめてキッスしたさくらは、わたしたちの知っているさくらではないんです。だから空一の「やっぱお前のこと好きだわ」の「やっぱ」が意味をなさないんです。彼らが連続した時間を生きていないから。
結局のところ、こういう迷走というのは演出家や脚本家の責任ではないのだろうなと推測するんです。そもそも藤原さくらをオーディションで大抜擢したはずの西谷弘監督はとっくにクレジットから外れていますし、ヤンシナ獲るような脚本家がこんな出鱈目な脚本書くわけないんです。フジテレビのどこかに「なんとかしろよ」と言っている人がいて、その人に誰かが「なんとか頑張ってます」と言うためだけに、こんな変な設定の追加が起こるんでしょう。悲しいことです。
第1話で、さくらが「押し扉」と「引き扉」を間違うシーンが2度出てきました。あのとき、このドラマは、こんなふうに人物を細やかにキャラクター付けしていくんだろうなと思ったんです。その後、どんどん大味になっていったんですが、前回また、1度だけそのシーンがあったんですね。あれを入れたのって、現場の最後の意地だったんじゃないのかなぁ。悲しいなぁ。
ちなみに、神代(福山雅治)はレコード会社からさくらをデビューさせるために変なアイドルの曲を作ることになって、いろいろ葛藤してるみたいですけど、生きるか死ぬか、声を失うかってときにレコードデビューがどうこうって、何言ってんのって感じですよ。はい。次回も頑張って見ます!
(文=どらまっ子AKIちゃん)
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