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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 流氷グルメ「札幌 流氷カレー」
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第55回

札幌の街まで流れ着いた暑くても溶けない流氷グルメ「札幌 流氷カレー」

 ついこの間まで、釧路では流氷が見れたというのに、5月なのに夏日を記録した北海道。北国なのにこう暑いと、冷たいものや辛~いものを食べたくなるが、そんな思いをいっぺんに叶えてくれるグルメが札幌にあった!

DSCN5561銀皿におさまった小さなオホーツク海には大きな流氷が。

 その名も「オホーツクの流氷カリー」。なんと、青い海に流氷がプカプカと浮いている、ホンモノそっくりの流氷グルメではないか。その正体とは?

DSCN5559カレーにナン、サラダ、チャイが付いて1,100円という料金もうれしい。上写真はラッシー付き。

 すでに名前でネタバレしているが、青い海の正体はカレーだ。だとすると、流氷は? 何にしろ食べてみようと実食開始。青い海をスプーンにすくってひとくち、口に運ぶ。すると……青い味はまったく感じない、フツーのカレー味なのだ。カレー=黄色という、DNAにしみ込んだ常識が覆された瞬間だった。そして流氷の正体は、柔らかく煮込まれた鶏肉であった。

DSCN5581バター風味のナンとチキンの味がピッタリ。色の割にカレーはスパイシーだ。

 流氷を青い海と一緒にすくい、ちぎった北海道の大地、ではなく、ナンに乗せて食べると、まるでひとくちで北海道を食べているような気にさせられた。

 オーナーらしきインドの方に話を聞くと、青い色のままでカレーの辛さはどうにでもできるらしい。ちなみにメニューには、青、赤、黄、白という、4色のカレーメニューが載っていた。白いカレーって、一体……。

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