東京五輪招聘は2億円どころじゃない? 大新聞と新聞が報じない、JOCと電通の深いつながり
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
先週ここで、日経の競馬記事が当たると紹介した。日経の競馬記者・野元賢一氏がその人で、1964年生まれで東大法学部を卒業後、毎日新聞に入ったが、どうしても競馬がやりたくて「ラジオNIKKEI」のある日経ラジオに中途入社したというのだから、相当な競馬好きである。
彼は、厩舎回りもしないし、お付き合いで親しい厩舎の馬を大穴にしたりはしない。彼は日頃から「競馬記者の仕事は、最終的に自分が責任を取る覚悟を持たないといけない」といっているそうだ。
日曜日は3歳牝馬の祭典「オークス」がメインレースだったが、早速日経を買ってきて野元氏の予想を見ながら競馬をやってみた。
結果は評判に偽りなし。すごい! 野元氏のすごいところは、メインレースの「オークス」こそ6頭の馬に印をつけていたが、そのほかは◎○?注の4頭にしか印をつけないのだ。
確かに4頭以外が連に絡むこともあるし、◎○は人気馬であることが多いから、穴馬が好きな競馬ファンには向かないかもしれない。
だが12レース中、彼が◎〇をつけた馬が絡んだレースは9レースあった。そのうち◎○で来たレースが4レース。12レースのように○の2番人気無印の4番人気で馬連でも2,630円つけている。
つまり野元氏の◎○から流せば、12レース中9レースはほぼ取れるということだ。これってすごいことだ。中でも「オークス」はシンハライト◎、チェッキーノ○だ。私はビッシュ(3着)から買ったのでダメだったが、彼の予想のうまさは本物かもしれない。
来週の「ダービー」の彼の予想が楽しみである。
さて、今週の第1位はFLASH。週刊誌には怖い存在のコンビの雄、セブンイレブングループの内紛について、追及している。なかなか週刊誌、それも出版社系の週刊誌にはできない記事だが、その勇気を買う。
「セブン&アイ」鈴木敏文会長が退任を表明して約1カ月半がたったが、鈴木体制が抱え込んでいた「時限爆弾」の存在が浮上してきているというのだ。
「ほぼ実績のないA社が、経営幹部の強引な推薦で、イトーヨーカ堂にノートを納入する業者になった」(セブン&アイ関係者)
このことが、鈴木降ろしの遠因だといわれているというのだから穏やかでない。A社はノートや雑貨の企画・卸、バラエティ番組やタレントのキャスティングを手がけていて、社長は31歳の美人だそうだ。
彼女はモデルやタレントの仕事をして、西麻布の飲食店でホステスをしていた。その頃、芸能プロダクション関係者とつながりができ、A社を立ち上げた。
この会社が納入したノートは、ほとんど売れなかった。だが、イトーヨーカ堂の常務執行役員と出会ったことで、審査の厳しいイトーヨーカ堂と取引できるようになったという。
FLASH調べでは、11年の売上高は1,000万円、12年が2,000万円、13年が4,000万円、14年1億5,000万円、15年は5億円とうなぎ登りである。
この常務氏は鈴木派直系で、絶対権力者だったという。だが、昨年10月に監査部門の調査で在庫隠しが疑われ、A社との不正な取引が問題になった。再調査も決まっていたのに、突然中止されたそうだ。そして、2月に件の常務氏は関連会社社長に「左遷」されたという。
5月26日には、セブン&アイHDの株主総会が開かれる。まだまだ隠されていたウミが吹き出しそうだ。
【巻末付録】
ポストのセクシーグラビアは「キャンペーンガール50年史」。袋とじは「これがアメリカのトップ・ポルノスター33人だ」。不思議なことに、この袋とじに出てくる女性たちのヘアは写っていない。それに、おなじみの「艶色美熟女図鑑 波多野結衣さん27歳」
現代は、編集部が見つけた美女「はるな 32歳」の第2回だが、私の好みは断然、波多野結衣さん。顔といい表情といい、ポストのほうにセンスを感じる。
そのほかに「Gカップの新星 園田みおん」。これはキャバクラ嬢丸出しのようで、私の趣味ではない(お前の趣味なんてどうでもいい!)。
袋とじは懐かしの畑中葉子「最後のフルヌード」。なんでも、33年ぶりにCDを発売する記念ということだそうだ。彼女も今は50代半ばか。昨夜、NHKの『人生の終い方』を見たせいか、彼女の裸を見ても欲情するよりそんなことを考えてしまう。
現代はゴールデンウィークのポストの「死ぬまでSEX」総集編の売り上げがよかったためか、「あの素晴らしいSEXをもう一度 超拡大版スペシャル」と銘打って「男ならSEXで認められたい」と特筆大書。
70過ぎても相手から「男として認められたくて」SEXしようとは思わないが。そう思っている人だけには必読。
ポストは毎度おなじみの、美人女医6人から教わる「死ぬまでSEXの陶酔」。よくこれだけ女医さんを探してくるね。その努力と熱情には、あきれ果てながらも感動する。
ということで、今週も引き分けの心だ。
(文=元木昌彦)
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