ヘビメタ風衣装に奇妙なメイクで、珍奇な歌を熱唱! 謎のおじさん・ジャガーさんを直撃
#インタビュー #北村ヂン
■千葉のもおいしいけど、新潟の魚もおいしい
――ジャガー星から来て、バンドを組んで、テレビ番組を始めて……。知り合いからの反応ってありましたか?
ジャガーさん 知り合いからの反応はないけどね。番組を始めたら、一般のファンからファンレターが来たりとか、ライブのお客さんが増えたりとか。すごかったですよ。
――まあ、すさまじいインパクトの番組でしたもんね。あれは、全部自分で撮影して編集してたんですか?
ジャガーさん そうですね。スタジオを作って、機材も買って。
――大変ですよね。本業だけでも忙しそうなのに、さらにバンドをやって番組まで自分で作って。
ジャガーさん 自分の時間がない感じですね。バンド練習して録音して番組を作って……本当に大変でした。
――しかも、放送枠を買い取って自主制作している番組だから、ギャラが出るわけじゃないですもんね。
ジャガーさん それもあって、全部やめちゃったんですよ、20年前くらいに。番組もやめて、バンドも解散して。そういう時期もありました。
――それからは、どんな生活を?
ジャガーさん ジャガーは、本当に一般の民間人みたいな生活をしていました。やんなっちゃったんだよね、あん時。レコード会社からCDを出したけどギャラもくれなかった。そういうこともあって、イヤになっちゃったの。テレビ番組の視聴率もパッとしなかったし、ライブにもお客さんがあんまり来ないし……。
――活動を再開したのは、いつ頃からなんですか?
ジャガーさん 活動は……10年前からですね。10年くらい休んで、10年前に「ファイト!ファイト!ちば」っていう曲を出して。
――そこでかなり曲調が変わりましたよね。もはや、ロックでもなんでもないという。
ジャガーさん あれは、千葉テレビのキャンペーンに合わせて作ったから。
――あ、千葉テレビからオファーがあって作った曲だったんですか?
ジャガーさん 曲のオファーがあったわけじゃないんだけど、千葉テレビが「ファイト!ファイト!ちば」っていうキャンペーンをやるから、番組に出てくれって言われて。
――やっぱり千葉テレビといえば、ジャガーさんだと。
ジャガーさん どうなんだろうな? 千葉に住んでる芸能人……マイク眞木とか何人かに声をかけてたみたいだけど。でも、カメラの前でしゃべってもつまんないから、じゃあ曲作ろうかって「ファイト!ファイト!ちば」を作ったの。そしたらすごく話題になって、ブレークしたんですね。それからボチボチ活動を再開したんです。
――復帰してからのお客さんの反応は、どうでしたか?
ジャガーさん うん、違いますね。
――どう違いました?
ジャガーさん そうだなー、基本的には一緒ですけどね。
――どっちですか!?
ジャガーさん でもちょっと違うのかな~? 前は、若い人がやたらと多かったよね。今は中年から子どもから、いろんな人が来てるから。
――若い頃に『ハロー・ジャガー』を見ていた人も多いでしょうね。最近はチーバくんと絡んだりして、千葉県のローカルスターとしても定着していますけど。
ジャガーさん あー、あれは船橋ロフトが勝手に呼んだんだよね。なんかアレ、ぬいぐるみを貸してくれるから簡単に呼べるらしいよ。中身も、ロフトでよく使う人がいるからって。
――それ、言っちゃっていいんですか!?
ジャガーさん (笑)。ダメなの?
――曲を作るくらいだから、千葉県への思い入れは強いんですよね?
ジャガーさん そうですね。今年は千葉テレビが45周年ということで「スマイルwithYOU」というキャンペーンをやるんですけど、それに合わせて、また千葉県の曲を作っていますから。
――でも、千葉県出身じゃなくて、足立区北千住出身ですよね?
ジャガーさん (笑)。ジャガー星!
――まあ、千葉県に長く住んでますからね。どの辺がオススメですか?
ジャガーさん 全部いいですよ、全部いい。山もいいし、海もいいし。木更津に行けば、氣志團の翔くんがいるし……。
――いるわけじゃないでしょ!?
ジャガーさん 館山も富津も鴨川も白浜も勝浦も銚子も……海がいいですね。
――ジャガーさん、魚が好きらしいですからね。どんな料理が好きなんですか?
ジャガーさん お刺身。カツオが一番好きですね。この前、日テレのロケで越後湯沢に行ったんだけど、おいしいね、あっちの魚。
――千葉の魚は、どうなったんですか!
ジャガーさん 千葉のもおいしいけど(笑)。新潟の魚も、すっごいおいしかった。
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