“号泣議員”野々村竜太郎元県議をもしのぐ!? 舛添要一都知事の異常なタカリぶり
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
7月の参院選までわずかだが、安倍首相は衆参同日選挙をやるべきかどうか、悩みに悩んでいるようだ。
現代は「やっぱりやる」ほうに傾いてきているという。解散の大義名分は「アベノミクスを続けていいのか」を国民に問うということのようだ。
5月18日に発表される今年第1四半期のGDPが、同日解散かどうかを左右するといわれているが、どちらにしても、GDPが上がればアベノミクス成功だし、悪ければ消費税を上げるなという解散風が吹くから、安倍首相は気にしていないというのだ。
熊本大地震は、不思議なことに安倍内閣の支持率を3ポイントも上昇させた。だから、勝てるときに勝っておく。それが永田町の論理だと現代は言う。
だが、菅義偉官房長官は「今衆院を解散したら確実に議席を減らす」と反対の意向らしい。東京五輪に総理として出たい安倍首相は、解散をやって、アベノミクスの責任を取るとかなんとか誤魔化して、いったん総理の座を降り、彼の言うことをなんでも聞く岸田文雄外相をダミーに据えて、返り咲く戦略も考えているといわれる。
そんな虫のいいことができるはずはないと、私は思う。その戦略をぶっ壊すためにも、参議院選は自民党の議席をたっぷり減らすことが重要なのだ。
ポストによれば6月7日の深夜に、地震研究者の高橋学・立命館大学・歴史都市防災研究所教授から緊急の電話が入ったというのだ。教授はこう言った。
「新潟焼山の噴火(5月6日に新潟と長野の県境にある新潟焼山で水蒸気噴火による降灰が確認された=筆者注)は、東日本大震災の“最終章”である『ステージ4』に突入したことを示しています。今後、火山の大噴火や巨大津波が再び東日本一帯を襲う可能性があります!」
教授が言うには、過去100年間で世界中に発生したM(マグニチュード)8.5以上の大地震では、およそ5年以内に近隣の複数の火山が必ず噴火している。唯一の例外は東日本大震災で、多くの専門家は、近い将来噴火すると見ているそうである。
いつ来てもおかしくない首都圏を襲う大地震に脅える毎日である。せめて自分が生きている間だけ来ないでほしいと思う気持ちは自分勝手だとわかってはいても、そう思わない日はないのが、正直なところである。
ポストや現代の「狼少年」のような地震記事だが、これを読むたびに、身の回りを見回して、地震が起きたら何と何を持って飛び出そうかを考えている。そのためには、こういう記事が有用なのだ。あとは、その時自分はどこにいるのか。地下鉄・大江戸線のように地下深くにいるとき大地震が起きたら……。また眠れなくなる。
7位は現代恒例の役人批判。巻頭からぶち抜き15ページもやっている。「役人はいつの間にか自分たちの給料だけ上げていました」「年金充実で公務員の老後だけは安泰です」「こんなに休んでこんなに福利厚生」「リストラなし、役員定年もなし」と、いつもの批判のオンパレード。
必読は、三菱自の燃費問題を国交省はなぜこれまで見抜けなかったのかという「素朴な疑問」を国交省に聞いているところだ。
国交省で燃費試験を行う「交通安全環境研究所」の担当者は、こう答えている。
「――そもそもなぜ不正を見抜けなかったのか。
『不正を適切にチェックできるような審査ができていなかったということに尽きます。私どもの認識が甘かったと言わざるを得ない』
――三菱自動車の車を試験し直すとのことだが、ほかのメーカーについては調べないのか。
『国交省のほうで他のメーカーにも不正がなかったかどうか『自己申告』という形で調査をして、問題があればここで再試験などをしていくと思います』」
アホではないか。ほかのメーカーが「自分のところも不正をやりました」などと言ってくるはずはない。日産が三菱を傘下に置くことにしたのも、自分のところの不正を隠すためではないのか。
これを機会に、一から検査のやり方と全メーカーの再試験をやるべきこと、言うまでもない。
マイナンバーの混乱がまだまだ片付かないという話もあるが、最初から分かっていたことであるから、ここでは触れない。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事