トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 函館庶民に欠かせないイカの正体
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第54回

刺身にはできないけど、焼きイカにも海鮮丼にもできない……でも函館庶民に欠かせないイカの正体は?

DSCN5386本店のショーケースには、やっぱり『イカようかん』が真ん中に鎮座している。

 海の幸に恵まれた函館で、誰もが認める最も美味しいもの、それは“イカ”に違いない。以前インタビューした函館出身のすすきののヘルスの女のコは、

「札幌に来てからイカがマズくて食べられなくなったの(泣)」

 と嘆いていた。それほど、イカは函館市民にとって欠かせない新鮮な味なのだ。しかし……。

DSCN5520パッと見、棺桶に入ったバルタン星人みたい。たんなるおもちゃにも見える。

 こちらのイカもまた、函館市民にとって客をもてなすときには欠かせないアイテムだという。タクシーの運ちゃんに聞くと、

「函館市民は皆一度は食べたことあるさー。他の地方からのお客さんが来ると、冗談で食卓に出したりね~(笑)」

 そう、教えてくれた。その“イカ”がこの『いかようかん』なのだ。

 テカテカと半透明に輝くクリアコートは、プルプルのようかん生地。その中身は、背骨の様に真ん中に入っている求肥を、コーヒーを混ぜ込んだ餡でくるんでいる。問題は、果たしてうまいのか?

12
ページ上部へ戻る

配給映画