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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > バドミントン業界に“救世主”

桃田賢斗の「闇カジノ問題」で人気凋落のバドミントン“救世主”川淵三郎氏を招へいか?

badminton0510イメージ画像 Photo By llee_wu from Flickr.

 近年、「子どもにやらせたくないスポーツ」のアンケートで上位に入るのが野球。以前からプロ選手選手の風紀が乱れているのは知られたことだが、最近は賭博や覚せい剤の事件で、その傾向がさらに強まっている。ほかに薬物問題が持ち上がったスノーボードや、肉体的な危険度の高いボクシング、格闘技なども挙げられているのだが、ここに新たに加わりそうなのがバドミントンで、SNSでも「あまりやらせたくない」という声が散見されるようになってきた。

 それは暴力団の資金源となる闇カジノに出入りしていたとして、世界ランキング2位の桃田賢斗らが処分を受けたことによるイメージダウンが大きかった。もともと野球やサッカーよりも競技人口が多いとされる親しみあるスポーツだが、「それは娯楽としての数。選手を目指す競技の世界では、人気低迷が課題となっていて、試合の観戦者は減少傾向にある」と競技関係者。

「試合観戦していた400人にアンケートをとったら、370人くらいが選手の関係者だったことがあるんです。一般のファンを集めるのが課題で、その看板となるはずだったのが桃田でした」(同)

 桃田は日頃から「バドミントンもプロ野球やサッカーみたいに稼げるスポーツにしたい。まずは自分が派手な生活をして、子どもたちの憧れになる」と公言し、派手な振る舞いをするスター選手だった。高級車を乗り回し、茶髪でギラギラしたアクセサリーも身に着けていたが、今回の事件で「バドミントン人気のため」という大義名分は崩れ、ただのチャラ男と見られてしまった。バドミントンで成功して大金を手にしても、その果ては街の不良……そんなイメージでは「子どもにやらせたくない」と敬遠する人たちもいるだろう。

 皮肉にもバドミントンの最大のライバル、テニスはこれに反して錦織圭の人気から、子どもたちのスクール通いが急増中。テニスの競技人口は約400万人で、これはバドミントンの半分以下であるのだが、本格的なテニス漫画『ベイビーステップ』(勝木光)の人気も追い風になって上り調子。対してバドミントンは、かつて女性コンビの「オグシオ」こと小椋久美子、潮田玲子が人気でイメージアップしたこともあったが、その後はロンドン五輪の銀メダルを獲得した藤井瑞希、垣岩令佳の2人組が「生意気伝説」と週刊誌に悪態を報じられるなどして、スター人気は継続せず。東京五輪を前にイメージアップに努めたいところだったが、それは今回の事態でその道は閉ざされた。

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