“弁護士局部切断事件”の元プロボクサーが激白「それでも僕は、妻を愛しています」
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週一番の読み物は、妻の不倫相手のイチモツをチョン切った元プロボクサーで、法律家志望の小番一騎被告のインタビューである。「取材・文 齋藤剛(本紙記者)」とある。齋藤記者の労作だ。
小番一騎被告は4月21日午後2時過ぎ、拘留されていた東京拘置所から保釈されたという。同施設の正面玄関に現れ、約9カ月ぶりに自由を取り戻したが、そこに出迎えの家族の姿はなかった。
それまで、記者と小番被告との間で多くのやりとりがあったのであろう。彼をタクシーに乗せ、コンビニへ行っている。
小番被告は、妻から「無理やりヤラれた」と聞かされ、怒り狂って妻の不倫相手の弁護士と対面した。謝罪こそ得たが、(性交は)無理矢理ではないという抗弁に怒りを爆発させ、4発のパンチを見舞い、あそこをチョン切ってしまったのだ。
相手の弁護士について、こう話している。
「タフだと思います。やはり、(弁護士は)タフじゃないとできないですよね。ただ、いま僕が言えるのは申し訳ない気持ちでいるということだけ。被害者とは示談が成立しているので、それ以上はちょっと……」
公判では、小番被告の妻の供述が冷酷だといわれた。
「一騎は収入がなく、ケンカになった。猫を飼っていたが、あるときから夫もペットと同じと思えば腹が立たないようになってきた」
そういったが、妻に対しする恨み節は、小番被告の口からは一度も出てこなかったという。取材の途中、外に出たら最初に食べたかったという小番被告のリクエストで、都内の味噌ラーメン屋へ向かった。
「それでも僕は、妻を愛しています。妻を許せるか? もちろん、人間としてどうにもならない感情はあります。(弁護士に対する)ジェラシーとかもありますし。でも、あきらめるというか、受け入れるしかないですよね。(中略)週に一度、拘置所に面会に来てくれましたし、週に2~3回、直筆の手紙をくれました。全部で130通くらいですね。(中略)とにかく妻ともう一度一緒に暮らしたい。それだけです」(小番被告)
妻の手紙にも「罪を償ったら、一緒に暮らしたい」と書かれていたという。
普通に考えれば、刑を終えた後、妻とヨリを戻すのは相当難しいと思わざるを得ない。だが、この男の軽率で単純だが、純な心根が読み手に伝わり、「頑張れよ」と肩を叩いてやりたい気持ちになる。
これからじっくりこの男と付き合って、いいノンフィクションを書いてください、齋藤さん。
【巻末付録】
現代のグラビアは「妄想グラビア もし恋人がオリンピック選手だったら」。こんなアスリートが彼女だったら、疲れるだろうな。
ポストのグラビアで人気が出た「祥子」が、最近テレビに出ているそうだ。そんな彼女の写真集が出るそうで、「本誌初登場 謎の美女 祥子」。袋とじはあの巨匠・秋山庄太郎氏が撮っていた「発禁ヘアヌード」。
私も何度か通った霞町の秋山スタジオ。あそこで吉永小百合も撮影してもらったな。吉永小百合のヘアヌード、撮っていなかったのかな、秋庄さんは。
ポストもやはり巨匠・野村誠一氏の「女優・アイドルの時代」。中に小松千春のヘアヌードがある。
艶色美女図鑑は「波多野結衣さん 27歳」。袋とじは「全裸美女アーティスト」たちの問題作初公開というのだが、もちろん女性器は映っていない。
現代のSEX記事は勃起薬の紹介だがタイトルが見事だ。「仁王立ちだよ、人生は」
ポストは「死ぬまでSEX」。なかにハーバード大学の美人准教授が「月21回以上のひとりHで前立腺がんが予防できる」といっているそうだ。
だけど、高齢者がそんなに頻繁にマスかいてたら、体がもたないと思うのだが。
というわけで、今週はグラビア圧勝、見事なタイトルで現代の勝ち!
(文=元木昌彦)
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