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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 最良の「超展開」『華魂 幻影』

文芸作品かと思いきや、驚いた! 最良の「超展開」で魅せる映画『華魂 幻影』

 そこで上映される映画『激愛』は、砂浜で若い男女がお互いの愛を確かめ合うはずだった。ところがなぜか映画は、予想外の内容に変わり、それとともに映画の中の世界も観客たちも欲望のたがを外していくのである……。

 まさかこんな映画だったのは! それが、正直な感想だ。映画を観ていた筆者も、想像を超えた展開に画面を食い入るように見ていたのはいうまでもない。

 よい意味での「超展開」で観客を虜にしてくれる作品。ゆえに、一人で鑑賞するよりも何人かで連れ立って驚きを共感すべき娯楽作といえるだろう。ポスターに「映画バンザイ!」というキャッチが入っている意味がよくわかった。

 なお上映期間中、中森明夫(作家)や外園昌也(マンガ家)など多彩なゲストのトークも予定されているので、さらに上映後の驚きを共有できそうだ。
(文=昼間たかし)

『華魂 幻影』
監督:佐藤寿保
脚本:いまおかしんじ
編集:鵜飼邦彦

新宿ケイズシネマにて上映中
トークの予定など詳細は公式サイトにて
http://www.hanadama-movie.com/

最終更新:2016/05/07 18:00
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