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週刊誌スクープ大賞

テニス・錦織圭が“新彼女”観月あこにハマりすぎ! 昨年US敗因は「ホテルに2人で籠城」だった!?

 文春が参議院選挙の予測をやっている。政治広報システム研究所・久保田正志氏と組んでやった情報分析によると、前に現代がやった予測とはだいぶ違う。

 自民党の予測値は現有議席から3議席増の54議席。非改選と合わせた自公の議席数は143議席にとどまったが、おおさか維新の党などを加えると162議席になり、憲法改正の発議に必要な3分の2にギリギリ届くという。

 だが、北海道5区の補選で池田候補が善戦したのは共産党の存在が大きく、彼らは選挙のプロだから、野党共闘がこのまま進んでいけば、かなり違う結果になるかもしれないと久保田氏もいっている。

 参議院選挙こそ天下分け目の大きな戦になる。そのためには若者たち、浮動票層が挙って投票に行き、自分の思いを一票に込めなくてはいけない。自民党が勝とうが負けようが、有権者の大多数の民意がそれを選んだのなら、日本の将来に責任を持てるはずだから。

 第6位。危機意識がないトップといえば安倍首相に敵う者はいないはずだ。先週ここでも触れたが、熊本大地震の被災地を激甚災害に指定するのが遅れに遅れ、25日になってやっと指定した。

 被災地では、安倍など来なくていいから早く指定してくれという怨嗟の声が上がっていた。一説には北海道5区の補選を有利にするために遅らせたという見方もあるようだ。自民党候補絶対有利なところに大地震が起きたから楽勝のはずなのに、1万2000票差の辛勝だったのは、自民党政治に賞味期限切れが来ているという証左であろう。

 その上、熊本入りした内閣府副大臣で現地の対策本部長に指名された松本文明氏が、政府とのテレビ会議で「食べるものがないので戦えない。バナナでもおにぎりでも、差し入れを近くの先生からお願いできないか」と河野太郎防災担当相に要請したものだから、たった6日間でクビにされてしまったのである。

 新潮で高井崇志民進党議員が「おにぎり1つ食べられない方々がいる状況で、県職員も参加しているテレビ会議という公の場でなされたわけですから、被災地に寄り添っている態度とは到底思えません」というのももっともである。

 以前ここで、私の住んでいる東京・中野区ではこのところ殺人事件が起こったり誘拐犯が移り住んできたり、不穏な空気が漂っていると書いたが、とどめは松本議員かもしれない。彼は都議を4期務めた後、衆議院選に出馬して当選した。だが、同じ選挙区の長妻昭氏に連敗中で、比例でやっと復活当選してきている。

 私の友人が親しく、松本氏とは何度かゴルフをしたりメシを食ったことがある。安倍首相と親しいことがウリで、都会議員のときはかなりの権勢を誇っていた。

 気はいいのだが国会議員の器ではなかったのだろう。安倍首相がコケれば先はないようだ。

 ここで閑話休題。花田紀凱さんが「ワックマガジンズ」を離れて創った「月刊Hanada」6月号が出た。同じ6月号の「WiLL」と比べると表紙はソックリである。

「出版人・広告人」編集長の今井照容氏はこういっている。

「連載を除いた部分を比べてみるならば、こう言っては失礼だが、花田紀凱と立林昭彦という編集長の力量の差がモロに出てしまっている。『月刊Hanada』に軍配を上げざるを得ないのだ。立林は編集長としてマジメ過ぎるのだろう。新生『WiLL』は『雑』を欠いてしまっているのである」

「WiLL」のウリは「豊かな国の、こころ貧しき人々 曾野綾子・渡部昇一」「北朝鮮暴走ミサイルに金正恩『斬首作戦』石原慎太郎・能勢伸之」。
「月刊Hanada」のほうは「TBSの『重大犯罪』小川榮太郎」「古舘伊知郎とは何だったのか 寺崎友芳」。

 西尾幹二、櫻井よしこはどちらにも載っている。私にはどちらがどう違うのかまったくわからないが、こうした雑誌が2誌ともに生き残れるとはとても思えないのだが。

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