ネイマールがぶっ壊れる!? 世界のサッカー選手が五輪出場を拒む“深いワケ”とは
#サッカー
リオ五輪出場に前向きな姿勢を示していたスウェーデン代表ズラタン・イブラヒモビッチが、出場を辞退する意向に切り替えたと、欧州のメディアが報じた。その理由として、イブラヒモビッチ本人は「他にやることがある」と語ったという。
グループリーグでスウェーデンと対戦する日本代表にとって、イブラヒモビッチの欠場は朗報といえるかもしれない。しかし、これだけのスーパースターと戦える機会もそうそうない。残念に思っているファンも少なくないだろう。
「言うまでもないですが、五輪は4年に一度行われますよね。サッカーのユーロ(欧州選手権)も4年に一度で、しかも周期がかぶっているんですよ。今年だと、各国リーグ戦がだいたい4月末に終わり、ユーロが6月10日から7月10日までで、五輪が8月4日から8月20日。全てに出場して、代表チームに合流などの期間を考えると、オフがまったくなくなり、来シーズンは間違いなくコンディションを落としてしまいます。下手したら大ケガをすることもあり得る。これが、ヨーロッパでプレーする一流選手が五輪に出場しない理由です。オーバーエイジ組だけじゃなく、23歳以下の有力な選手も、五輪よりユーロを選ぶのが普通になってますね」(スポーツライター)
ユーロは、W杯の次に大きなサッカーの大会といわれている。決して五輪を軽視しているわけではないが、事実上、出場が不可能というわけだ。
大まかにいうとヨーロッパの代表スケジュールは、1年ごとにW杯予選→W杯本戦→ユーロ予選→ユーロ本戦、の繰り返しになる。これにより、五輪のためにユーロの開催年を1年ずらすこともできない。それに対し、南米で行われるコパ・アメリカ(南米選手権)は、参加国も少なく予選を行う必要がないので、五輪開催の前年に行われている。そのため、ヨーロッパに比べると南米は五輪に対して前向きな姿勢を取っている。しかし、今年だけはそうもいかない。
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