迷走するフジ 期待できない『僕のヤバイ妻』を初回2時間スペシャルでオンエアの暴走で、予想通り爆死スタート!
#ドラマ #フジテレビ #伊藤英明 #木村佳乃 #相武紗季
迷走するフジテレビが、信じがたい編成で自爆した。
伊藤英明主演の連続ドラマ『僕のヤバイ妻』(火曜午後10時~)が4月19日にスタートしたが、初回はなんと午後9時からの2時間スペシャル。民放連ドラの初回は15分拡大が通例で、同局の福山雅治主演『ラヴソング』(月曜午後9時~)でさえ、30分拡大止まり。今期の同局のプライム帯の連ドラは、ほかに『早子先生、結婚するって本当ですか?』(松下奈緒主演/木曜午後10時~)、『OUR HOUSE』(芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演/日曜午後9時~)があるが、4つのドラマの中で最も視聴者の関心が低いと思われる『僕のヤバイ妻』がなぜ2時間スペシャルでスタートしたのか、疑問符がつきまくりだ。
演技力はともかく、伊藤が主役で視聴率を取るのが厳しいのは素人でもわかることで、伊藤の妻役で準主役の木村佳乃で数字が取れるとでも算段したのか?
弾き出された初回視聴率は8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、予想通りの爆死。“お試し”で視聴されることが多い連ドラの初回視聴率としては、極めて厳しい数字となってしまった。
ストーリーは、広告代理店勤務だった主人公の望月幸平(伊藤)が、裕福な令嬢である真理亜(木村)と結婚し、脱サラしてカフェ経営を始める。一見、順風満帆な人生を送っているように見える幸平だが、裏では本音を隠した妻の気遣いと束縛に息苦しさを感じ、カフェのシェフで不倫相手・北里杏南(相武紗季)と妻の殺害を企てていた。ある日、妻を殺そうと決心した幸平が家に帰ると、妻は何者かに誘拐され、犯人から2億円の身代金を要求される。そして、幸平のまったく知らない妻の恐るべき素顔が、徐々に浮かび上がっていく……というストーリー。
キーポイントとなっているのは、愛人役の相武だ。伊藤とキスシーンやベッドシーンも繰り広げたが、今後、相武がどこまで視聴者を引っ張っていけるか? 主役より、木村や相武頼みのドラマになりそうだ。
また、出演するドラマがことごとく低視聴率の佐藤隆太が、主要キャストの刑事役で出演している点も気になるところ。
常識で考えて、初回で8.3%しか取れないドラマが、この先、挽回してヒットするとは考えがたい。いみじくも、伊藤は「ヤバイ視聴率を取りたいと思います」とコメントしていたが、今後、悪い意味で“ヤバイ視聴率”にならなければいいのだが……。
(文=森田英雄)
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