北朝鮮崩壊の序曲か? 日本政府が進める“脱北難民”受け入れ準備「マフィア化の恐れも……」
2016/04/15 17:00
#政治 #北朝鮮
この状況で、仮に日本や韓国が脱北者を歓迎すると声明を出せば、人々がドッとなだれ込む可能性も高く、人道支援チームの関係者が言うように北の崩壊につなげることはできそうだ。ただ、「問題はその脱北者の受け入れに危険が多い」と青山氏。
「脱北者は中国や韓国、タイなどで、当初はおとなしくしていても、次第に食料を略奪するゲリラとなっている例もあります。命をかけてサバイバルして生きてきた彼らにとって、諸外国の環境はぬるく、マフィア化する者もいます」(同)
難民については、紛争や貧困に苦しむ中東やアフリカから欧州への難民が数十万人規模に達し、世界規模の問題となっているが、過去にソビエト連邦が崩壊したときも西欧に逃げたロシア人が各国でマフィア化し、イギリスなどで社会問題となった事例がある。
「表向き人道支援でも、本音が北を崩壊させるための難民の受け入れとなれば、生きるためなら人をも殺す冷酷な軍人も受け入れるということ。北の亡命者が増えれば、アジア全体で現在のヨーロッパと同じような問題が出てくるのは必至。長年、武力衝突と無縁だった日本の人々に、それを受ける覚悟があるのかどうか……」(同)
独裁政権下で集中管理されてきた人たちが日本に来たとしても、一般市民に溶け込んでコンビニや建築現場で地道に働いてくれるかどうかはわからない。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)
最終更新:2016/04/15 17:00
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