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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 王将社長射殺事件に新事実発覚!
週刊誌スクープ大賞

王将社長射殺事件から2年で新事実発覚! キーマンは創業者の次男か

 さて、鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングスの会長兼CEO(83)が突然記者会見を開いて、退任すると表明したのには驚かされた。

 それも、セブン-イレブンの井坂隆一社長に対して、COOとしては物足りない、7年もやったのだからもういいだろうと内示を出したのに、2日たってから、あの内示は受けられない、私はまだ若いしマンションの支払いもあるとけんか腰で向かってきたと、日本を代表する企業の会長とは思えない会見に、記者たちも驚いた。

 現代によれば、鈴木氏は井坂氏を退任させ、腹心の人間を後任に昇格させる人事案を提出したが、否決されてしまったために辞めることを決意したというのだ。

 その背景には、イトーヨーカ堂の創業家との確執や、鈴木氏の息子を将来社長にしたい思惑があったといわれる。

 このようなやり方に反鈴木派は、外資系ファンドを巧みに利用しながら、人事に揺さぶりをかけたというのである。

 カリスマ経営者がこのまま表舞台を去るのか、もう一波乱あるのか、予断を許さないようだ。

 ところで、NHKの『クローズアップ現代』が『クローズアップ現代+』と変わり、午後10時からになった。国谷裕子キャスターが降板して、女性キャスターが何人かで持ち回りらしい。4月7日は「独占取材 山口組“分裂抗争”の内幕」というタイトルに惹かれて見てみた。伊東敏恵キャスターは国谷とよく似ているが、残念ながら国谷ほどの突っ込みも切れもなかった。

 六代目山口組と神戸山口組は、小競り合いはあるが、大きな抗争には至っていないため、暴力団に強い週刊誌(アサヒ芸能・週刊大衆・週刊実話)もネタがなくて困っているようだ。

 先週の現代で、溝口敦氏が神戸山口組の中核幹部3人にインタビューしているが、威勢のいい話はないようだ。「司六代目組長が引退すると頭を下げてきたら、受け入れてもいい」「司組長は下の者の痛みや苦しみがわからない人」「部屋住みの若い衆にはたばこ銭ということで月20万円、先代の渡辺組長は自分のポケットマネーまで渡していたのに、司組長になったら20万円は多すぎる、5万円にせいといった」「その上、コーヒーは200円、そばは500円、布団とシーツ代を1,800円も取られた」などという、カネにまつわる恨みつらみが多い。

『クローズアップ現代+』では、六代目山口組では上納金として毎月65万円取られたが、神戸山口組のほうは10万円になり、事務所を開くときは1,000万円ほど援助してくれると報じていた。そのせいか、2万人以上いた六代目山口組組員は1万4,000人程度まで減り、神戸山口組は予想に反して6,000人以上に膨れ上がっているという。

 フライデーは、元山口組の“伝説の組長”後藤忠政氏が3月24日に帰国していたと報じている。後藤氏は五代目山口組で若頭補佐を務めたが、08年の誕生日に芸能人などを集めたゴルフコンペを開いたことがきっかけで除籍処分になり、引退した。

 10年には自伝『憚りながら』(宝島社)を出し、ベストセラーになった。11年にはカンボジアに移住して永住権を取得したといわれる。

 その後藤氏がこの時期になぜと、さまざまな思惑がささやかれているそうだ。後藤氏は、神戸山口組を率いる井上邦雄組長と親しいといわれる。また、後藤氏は現役時代「経済ヤクザ」として知られ、その資産は100億円を超えるといわれているそうである。

 資金面では六代目に敵わない神戸山口組にとっては、ぜひ味方にしたい大物なのであろう。そんな中、兵庫県公安委員会は4月7日、神戸山口組を指定暴力団に指定することを決めた。6月くらいだろうといわれていたが、異例の早さである。

「指定により、暴力団対策法が定める用心棒代や債権の不当な取り立てなどに対し中止命令が出せるようになる。対立抗争で住民の生活を害する恐れがある場合は、組事務所の使用制限命令も出せる」(朝日新聞4月8日付より)

 シノギがなくなり、追い詰められた暴力装置が暴走を始めるのか、このままにらみ合いを続けるのか、はたまたこんな割の合わない“渡世稼業”はやめたと廃業する組が続出するのか? まだまだ一寸先は闇である。

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