テレ朝『マツコ&有吉 怒り新党』で意表突く人事 夏目三久の後任に局アナ起用で大丈夫?
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まさに、意表を突く人事となった。
テレビ朝日系のバラエティ番組『マツコ&有吉 怒り新党』(水曜午後11時15分~)で、“総裁秘書”だった夏目三久アナ(フリー)が3月30日の放送をもって降板したが、その後任に、『報道ステーション』を卒業したばかりの青山愛アナ(設定は“庶務”)が起用されたのだ。青山アナは4月13日放送回から登場する。
青山アナは父親の仕事の関係で、幼少期と中学から高校の5年間を米国で過ごした帰国子女で、京都大学経済学部を卒業した高学歴の持ち主。2011年4月にテレ朝に入社し、同年8月より、『報ステ』の天気担当となる。その名の通り、愛くるしいルックスで人気急上昇。14年3月末より、スポーツ担当に昇格したが、今春の番組リニューアルにあたり『報ステ』を卒業した。
これまで、入社当初に『速報!甲子園への道』を担当した以外は、『ゴーちゃん。GIRL’S TV』くらいしか出演経験がなく、報道一筋で、バラエティはほぼ初体験となる。
『怒り新党』は11年4月、深夜1時台でスタート。マツコ・デラックスが“幹事長”、有吉弘行が“政調会長”との設定でトークを繰り広げ、進行役として夏目が番組を仕切ってきた。好視聴率のため、番組はわずか半年で現在の枠に昇格。入れ替わりの激しい深夜のバラエティ番組の中では、異例ともいえる6年目に突入したが、夏目アナの貢献度は高かった。
その夏目アナが最後の出演となった3月30日の視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。同9日には12.4%をマークしており、午後11時台の番組としては、高い数字を維持してきた。それも、夏目アナの存在があってのものといえただけに、今回の降板劇には異を唱える視聴者も少なくない。
「夏目アナを切って、バラエティ初挑戦となる青山アナが、その後任に起用されたことについては賛否両論が渦巻いているようです。ただ、テレ朝としては、フリーアナから局アナへの変更でコスト削減のメリットもありますから、一概にいいとも悪いとも言えません。『出来レース的に、マツコ御用達の上田まりえ(元日本テレビアナウンサー)が出てくるよりはマシ』といった声もあるようです」(芸能ライター)
ルックス的には申し分ない青山アナだが、バラエティ番組を仕切る能力があるかどうかは未知数で、これからの判断となる。まずは様子見といったところか……。
(文=森田英雄)
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