まったく祝福されない片岡愛之助と藤原紀香、テレビマンは「披露宴中継の価値下落」と……
#藤原紀香 #片岡愛之助
歌舞伎俳優の片岡愛之助と女優の藤原紀香が先月31日、東京・帝国ホテルで結婚会見を開いたが、ネット上の反応は散々だ。
「なんか素直におめでとう! って祝えない……見てて気持ち悪いこの2人」
「わざとらしい関西弁が、(紀香のモノマネをする)友近にしか見えなかった」
「今年これほど興味を引かない芸能ニュースがあっただろうか」
ネットニュースの感想コメントは、9割以上がネガティブな反応。記者会見に訪れた記者たちの間でも似たような会話が飛び交っていた。
芸能人も、タレント女医の西川史子が「胸には伝わってこなかったですね。1回目(陣内智則との結婚)のときは中継までしていたのに、よくできるなって思いました」とバッサリ。AV監督の村西とおる氏もTwitterで「これほど初々しくない花嫁をはじめて見た。使い古されたモップのよう」と紀香を酷評した。
マスコミも、夕刊紙が「女優と掛け持ちできるほど生易しいものではない」とする松竹関係者の話を紹介し、“梨園の妻”と芸能活動を継続する紀香の二足のわらじに厳しい論調もあった。
あらためて松竹関係者に聞いてみたところ「紀香さんは正直、代表作もなくピークを過ぎている印象なので、できたら女優にしがみつかず、夫を支えたほうがいいでしょう」という話が聞けた。
さらには、紀香がオーダーメイドした会見での着物について、スポーツ紙がファッション評論家の石原裕子氏の「梨園の妻としては落第点。胸部が白いことで胸のボリュームが強調されて派手。藤原紀香が主役です、という装いになってしまった」という辛口批評を掲載した。
近年の結婚では、まれに見る嫌われっぷりだ。
番組上では「おめでとう一色」と伝えた情報番組のチーフディレクターも「取り扱った時間が長すぎる」「取り扱わないでほしい」といった、視聴者からの苦情が相次いだと明かす。
「(愛之助と紀香の)両サイドの事務所には言えないことですけど、まさに世間の猛反発を感じた。確かに、隠し子までいて二股騒動を起こした遊び人の愛之助と、ブログで持ち物を自慢したり自己愛の強さが漂う紀香という2人、嫌いなタレントの上位にきそうなカップルでは、この反応も当然といえば当然ですが、これでは秋に予定する挙式・披露宴の中継はテレビコンテンツとしての価値が上がらないのでは? 少なくとも、放送権の争奪戦にはならないでしょう」(同)
極めつきは、愛之助の養父・片岡秀太郎が、香川・琴平町の金丸座公演の初日に行かないよう新妻・紀香に釘を刺したことだ。同日が「梨園デビュー」と一部報道で伝えられていたことに「金丸座は鴈治郎さんの襲名興行、鴈治郎さんが主役」と、紀香に行くのを遠慮するように伝えたことをブログなどで明かしている。
梨園関係者によると「これは、大ハシャギする紀香に梨園側からの反発があって、秀太郎さんが配慮したもの」だという。
「紀香さんのアピールがすごいんですよ。交際発覚後は、決まってもいないのに『節分婚する』という話などをスポーツ紙に書かせるし、ペアウォッチを見せびらかして、周囲には『いつも愛之助がお世話になっております』なんて言うんですから……。売名行為でイベント出演を増やす手法をとって芸能界を生き残ってきた人なのかもしれませんが、さすがにちょっと」(同)
昨年、公になった「3月結婚」という情報も、紀香側からテレビ関係者に伝えられたのが漏れたもの。思えば紀香は前回の結婚時にも、夫(陣内)が「自分が結婚するのをスポーツ紙で知った」というほどの“独走アピール”だった。
また、ブログで「純粋に、まるで必然的に深い友情が恋愛へと進化した確かな信頼感の上で、誠実に向き合い、大切にしていきたいご縁だと思っております」という難解な言い回しで文化人を気取ることには、嫌悪感を示す人も多い。
会見内では愛之助が、交際の経緯を「付き合ってないのに付き合っていると報じられ、事務所に会うなと言われて、心に穴が空いて彼女を必要としていたんだと思った」としたが、これが紀香による熊切あさ美からの略奪愛という見方を払拭するための後付け話であることは明らかだ。
世間の反応がネガティブに染まり、周囲も眉をひそめる奇妙な結婚フィーバーだが、批判的な見方であっても注目度が上がればよしとするのが芸能界。前出のディレクターは「披露宴の中継」の価値が上がらないと見たが、この究極の炎上商法では、むしろ辻希美のブログばりに“嫌々ながら見る”人たちを増やすのではないだろうか。
(文=片岡亮)
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