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日刊サイゾー トップ > 海外  > 30万個の瓶のフタが埋め尽くすカフェ
傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.8

オーナーは韓国の草間彌生?  30万個の瓶のフタが視界を埋め尽くす、カフェ「ポヤ」

ppoya08下書きは書かず、インスピレーションをもとにフタを張り付けていく。まさに魂のアート
ppoya09ちなみにこの家ももともと日本式の建物で、オーナーが来た時は2階に畳が並んでいたそう

 最近は寒くてなかなか外観のフタの補修ができないことを、しきりに申し訳なく話すマダム。今後はお店を畳み、しばらく休む予定だが、次にここでお店をやる人が現れるまで、ポヤの営業を続けるという。マダムの意思を継ぐ新しいオーナーが現れ、この王冠アートを守り続けてくれれば……と切に願う一方で、いや、これからもフタ集めと貼り替えを続けるなんて、普通の人には不可能だとも思う。これはもう、韓国政府が国費で維持すべき文化遺産レベルの作品である。

 マダムの今後の人生設計についてたっぷりお話を伺った後、店を出た。ソウルに戻る地下鉄に乗りながら、仁川が魔界といわれるゆえんがちょっとだけわかった気がした。

●カフェ ポヤ
住所 仁川市中区中央洞3街1-8
(文・写真==清水2000)

最終更新:2016/04/04 13:10
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