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日刊サイゾー トップ > 社会 > 政治・経済  > 橋下徹、もはや関東では需要なし?

もはや関東では需要なし!? 8年ぶりにバラエティ進出の橋下徹・新番組スペシャルは視聴率2ケタに乗らず

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 昨年12月に大阪市長の任期を満了し、政界から引退した橋下徹が、8年ぶりにレギュラー出演する新番組『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(テレビ朝日系)のお試し版といえる『橋下×羽鳥の新番組始めます!』が23日、3時間スペシャルで放送された。だが、視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、2ケタにすら乗らなかった。

 裏の『笑ってコラえて!桜咲く2時間SP』(日本テレビ系)は14.6%の好視聴率をマークし、完敗を喫した格好だ。


『橋下×羽鳥の新番組(仮)』の番組内容は確定しておらず、特番で「ナロウショー~橋下×羽鳥の新聞には載らないニュース~」「教えてあげる!橋下ちゃん」「橋下さん!日本のこんな所 オカシクないですか?」の3つの企画をやり、その中からしっくりくる企画があれば、4月からの新番組で採用される予定だった。ところが、橋下の意向で、しばらくは3つの企画を並行してやりながら、番組内容を模索していくことになったという。

 かつて、“茶髪の風雲児”として、テレビ界を席巻した橋下だが、政界に進出し、大阪府知事、大阪市長を歴任。その8年間で、関西地区以外では、めっきり露出も減ったことが、視聴率1ケタ台につながったようだ。また、本来、舌鋒鋭い発言が橋下の魅力であったが、今回の特番では政治的な発言は控え、おとなしめ。「橋下らしい発言」を楽しみにしていた向きには“期待外れ”の印象は拭えず、途中でチャンネルを替えられても致し方ない番組内容だった。

 実は、今特番の関西地区(朝日放送)での視聴率は14.6%で、関東地区とは4.7ポイントもの大差が付き、両地区での温度差が如実に表れる結果となった。

 新番組は、4月から日曜昼枠に移動する長寿番組『ビートたけしのTVタックル』の後枠でスタートする。関東地区などは月曜午後11時15分放送開始だが、最も視聴率が期待できる関西地区だけは、75分遅れの月曜深夜0時30分開始と、深い時間になるだけに不安要素がいっぱいだ。

 政界を引退したとはいえ、おおさか維新の会とのつながりは切れておらず、いつ復帰表明をしてもおかしくないだけに、新番組で果たして本来の「橋下らしい発言」ができるのかどうか? 8年のブランクは、あまりにも大きい。それができなければ、関西地区以外では、テレビ的に“需要なし”といわれかねないだろう。
(文=森田英雄)

最終更新:2016/03/27 08:00
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