「政治家というよりは、性事家」“安倍チルドレン”に今度はセクハラ&二股疑惑!
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、週刊誌は独自ネタで毎号いければいいが、そうはいかない。そういうときは他人の褌で相撲を取ることもあるが、今週の文春はそれを見事にやってのけた。
小林悠アナ(30)とIT起業家との“密会”はポストがスクープした。その後、彼女はあれほど望んでいた『NEWS23』を降板しただけでなく、TBSまで退社してしまったが、その理由がよくわからない。
その疑問を、文春は本人の告白という形で見事に解いて見せたのである。もし話すのだったら文春でというオーラが、今の文春にはある。
小林元アナが話す気になったのは、「あまりにも事実とかけ離れた報道があふれた」からだそうだ。まずは交際相手について、二股とか既婚者と書かれたが、彼からいつ離婚したかの証明書を見せてもらっているし、報道番組を始めるにあたって懸念すべき点などなかったと話す。
それにポストやスポニチに書かれた内容には、局内の限られた人間にしか伝えていなかった情報が出ていたことも、彼女の不信感を増大させたという。
だが、最大の理由はこうだと話す。
「実は、1年くらい前から、抑うつ気分、不安感や焦燥感が募り、食欲不振で眠れない日々が続くようになっていました。(中略)当時の私は、とっくに心身ともに臨界点を超えていました。でも、自分が疲弊しているとか、周囲には言えなかった。そういう素振りを見せることも失礼ではないかと思っていました」
そして、『NEWS23』のキャスターという大きなチャンスが回ってくる。そこにポストの報道が出たことによって、時限爆弾のように抱えていたものが表に出てきたという。
彼女の異変に気がついたのは、付き合っている彼だった。
「彼のすすめで2月10日に心療内科に行ったところ、『適応障害』と診断されました。そこで初めて自分が病気だと気付かされました」
そこで彼女は退社を決意し、上司に対して退社を告げる。その後、TBSの人事部長やアナウンス部長と面談し、こう言った。
「内臓の病気とか、深刻な病気だと誤解をされるとかえって心配をかけるので、適応障害という病名を公表してもらってもかまいません」
しかし、TBSは「健康上の理由」としか発表しなかった。
「適応障害が理由になると、『彼女の健康面をどう管理していたんだ』という批判は免れません」(TBS局員)
そのため、交際相手に問題があるのではないかとスポーツ紙にリークすることで、問題をすり替えたのだという。
組織とは、そういうものである。彼女は辞めてよかった。私も週刊現代の編集長になったばかりのとき、同じような症状になったことがある。当時は適応障害などという病名は知らなかった。知り合いの医者から精神安定剤を山ほどもらって服用しているうちに、なんとか仕事をこなせるようにはなったが、あの数カ月はいま思い出してもつらい日々だった。
この病気は、雅子妃のように、人前に出ていくことがつらいのだ。テレビの現場に戻ることはやめて、結婚でもしてゆっくり過ごすことだと思う。
公人になったことを後悔しているであろう人間が、ここにもいる。新潮が報じている安倍チルドレンのひとり、石崎徹代議士(32)である。
彼は新潟市出身で、慶應義塾大学を卒業後、財務省に入省。その後、自民党の候補者募集に応募して合格。総選挙に新潟市から出馬して、最年少当選を果たしている。現在2期目。
学生時代に付き合っていた女性と結婚したが、政治家に転身すると話したら、「そんな話聞いてない」と離婚を切り出され、別れたという。バツイチ、独身、なかなかのイケメンとなれば、出てくるスキャンダルは「セクハラと二股交際」と決まっている。
まずはセクハラから。後援会の会長である渡辺毅氏が語っているのだ。
「石崎君が、地元秘書を公募し、14年の4月、30代前半の女性が運転手兼秘書として採用されました。ところが、そのわずか1カ月後、別の秘書から、その女性が石崎君に言い寄られ、それを苦に事務所を辞めることになったと報告があった」
そこで渡辺氏は、秘書にその女性から聞き取り調査をさせたという。その生々しい描写のいくつかが、新潮に掲載されている。
4月12日(土)。場所は「かくれがDining 忍」。
「D(代議士のこと=筆者注)が『近くに来て』と言い、対面式に着席していたが隣席状態となる。23時頃~接吻を迫り、衣服の上から胸、陰部を触る。徐々に衣服の下に手が伸び、状況がエスカレートし始め、『どこかに泊まろう』と誘う。23時半過ぎ~Dが『ここでしようか(性交渉)』と言い、拒否すると『じゃあホテルに行こう』と誘う」
ようやく振り切って、別々に店を出たそうだ。
こんな人間でも言うことはでかく、将来は総理大臣になると公言しているという。
秘書にセクハラをしていた同時期に、地元テレビ局BSN新潟放送に勤務する女性記者と同棲していたというから、女性にはマメのようだ。
この彼女とは結婚することを前提に付き合っていたそうだが、同じ時期に自民党の先輩議員の女性秘書とも付き合っていたというのである。
前文科省副大臣の丹羽秀樹代議士の秘書だが、丹羽代議士が件の秘書と話し合ったところ、付き合っていることを認め、周囲には石崎氏と結婚するつもりだといっていたという。
石崎代議士は新潮の取材に対して「セクハラした事実も、二股交際の事実も一切ありません」と答えているが、後援会長が話しているのだから、苦しい言い訳である。
新潮は「政治家というよりは、性事家と呼ぶに相応しい」と結んでいるが、この御仁も進む道を間違ったようである。
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