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日刊サイゾー トップ > 海外  > 北京の集合住宅に大量盗聴器!?

北京の集合住宅で“盗聴器”が大量発見!? 当局による監視活動の可能性も……

rec2大きさや質感は、まるでゴキブリ駆除剤のよう。いずれも人目につかぬように設置されていた

 しかし、どこの誰が設置したものなのか、現在のところ明らかにされていない。そもそも、そんな機器を住民や管理会社に無断で設置すること自体、違法性が高い。さらに、設置数の多さにも異常性を感じずにはいられない……。

 発見されたのが、折しも全人代の真っただ中だったことも気になる。周辺に住む民主化活動家や人権派弁護士をマークするために当局が設置したもの……というのも、あり得る話だ。

 5年ほど前、大規模な再開発がスタートした東垻郷では、小学校の廃校反対などの住民運動が行われ、さらに同地に新しく建設されたマンションが「暴利をむさぼっている」として批判にさらされたこともある、いわくつきのエリアでもある。

 中国版Twitter「微博」上では、この機器を分解した画像などから「iBeacon発信機ではないか」と指摘する声もある。

 アップル社が商標を持つiBeaconは、信号の送受信によりスマホの位置を特定することができる屋内測位システムだ。実際、店舗に発信機を設置し、来店した顧客へのポイントの付与など、販促機器としても利用されている。

 だからといって、集合住宅に大量に設置する意図はやはり不明。身震いを禁じ得ない不気味な事件である。

最終更新:2016/03/19 14:00
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