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日刊サイゾー トップ > その他  > 太田光「高市早苗にモザイク」発言

爆笑問題・太田光が高市早苗に放った「お前の顔のほうが電波停止」発言は何も悪くない! 今回は妻・光代も応援

 だいたい、太田は番組のなかで、たとえば仮に「不細工」だとか「厚化粧は見れたもんじゃない」などとは一言も発していない。むしろ、太田の発言は“政治的に公平中立を求めるなどというが、それなら民主主義国家の政治家とは思えない偏向しまくりのあなたがテレビに出るときにはモザイクをかけるべきでは?”というアイロニーと解釈するのが文脈上自然だ。逆に「顔を貶すヘイトスピーチだ!」などとわめいているネトウヨのほうこそ、高市氏について、極めて容姿差別的な観点を持っているように思うが、どうだろうか。

 まあ、それはともかくとしても、安倍首相をはじめ、政権与党の政治家たちがたびたびテレビ番組に出演して討論したり持論を述べたりする一方で、報道番組で少しでも政治権力の政策などを批判すると「偏向だ!」と攻撃される昨今。その流れは爆笑問題が主戦場にするバラエティやお笑い番組にも波及しており、太田は昨年にもNHKの正月お笑い番組で“政治家ネタ”が事前にボツにされたことをラジオ番組で暴露、「テレビ局の自粛というのはあります」と発言していた。

 この件はNHKからの圧力ではないかと話題になり、籾井勝人会長が直接否定する事態となったが、騒動後、なぜか爆笑問題は「言論統制なんてない」「ルール違反は俺ら」などと前言を翻してしまった。爆笑問題は、2006年に所属事務所へ右翼団体幹部が抗議に訪れて以降、太田の過激な“政治的発言”はかなり控えめになっていたが、その背景には、所属事務所代表である妻・光代氏による“芸風よりも事務所の存亡を優先”との意向が強く働いていると言われていた。

 ところが、である。今回の「高市、お前の顔のほうが“電波停止”だよコノヤロー」発言では、意外なことに光代氏は、太田を叱責したり、代わりに謝罪するどころか、むしろ全面的に応援しているようなのだ。光代氏は今月10日、ツイッターで、太田を非難する一般ユーザーからの〈旦那さんの高市大臣に対する発言は問題ですよ。旦那というか社員の発言管理してください〉というツイートに対して、このように返答している。

〈わたしね、高市大臣を存じ上げておりません。見たことないから大臣さま。
ゴメンなさい。知らないの。〉
〈大臣って偉い方なの?大臣って?分からないわ。頭の良い方なら分かるんだけど(^ ^)〉

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