ロアッソ熊本のサポーター水増し作戦が話題! あいつらの中に切れ者の軍師がいる!?
#サッカー #Jリーグ
海外サッカー専門のファン、もしくはサッカーそのものに興味がない人には、意外に思われるかもしれないが、実はJリーグの観客動員の総数は年々すごい勢いで増加している。世間的にも一番盛り上がっていた1993年発足時のJリーグブームに沸いた1年と比べても、昨年の総観客動員数は、なんと3倍にも膨れ上がっているのだ。
その要因の一つが、日本各地に新しいクラブがどんどん生まれていること。J1、J2、J3を合わせると、なんとその数は56クラブにも上るのだ。もっとも、かなりの日本サッカー好きでもなければ、この56クラブをそらで言える人は少ないかもしれない。
全体の動員が格段に増えても、その実体は、サポーター獲得に手こずっているクラブがほとんどで、平均入場者が2万を超えるのは一握り。特にJ2やJ3は、まだまだ地元ファンの獲得すらままならず、アウェーにまで出向くサポーターとなれば、かなりレアだ。もちろん、サポーターが少ないと選手としてもモチベーションが上がらず、試合の結果を左右しかねない。気合いの入ったサポーターは、人一倍声を出すなどして選手たちを鼓舞するが、ガラガラのスタジアムではどうもむなしい。そんな中、6日に行われたJ2第二節、徳島ヴォルティスVSロアッソ熊本が話題となっている。
「徳島に集まったロアッソのサポーターは数十人しかいませんでした。そこであるサポーターがとった行動が話題となっています。熊本のご当地キャラクターくまモンなどのぬいぐるみ数体にユニフォームを着させて、観客席に座らせてサポーターを水増したのです。もちろんそれだけで観客席がいっぱいになるわけではないのですが、選手としてもなんだかやる気がでますよね。そのおかげかどうかはわかりませんが、試合は見事に熊本が1-0で勝利しました。他のサポーターからも『今度うちもやろう』『偽兵の計だ!あいつらの中には切れ者の軍師がいる!』と評判ですよ」(スポーツライター)
過去には大宮サポーターが段ボールで人型を作り、ユニフォームを着させて空席を埋めたことが話題になった。運営や、選手だけでなく、サポーターの努力でもクラブ活性化することができる。まだまだJリーグの人気は増加していくだろう。
(文=沢野奈津夫)
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