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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 坂上忍の「ザ・黒歴史」発見!
珍バカライター・北村ヂンのDVDレビュー

愛知県で坂上忍の「ザ・黒歴史」発見! 謎の広告ビデオが物語る、元天才子役の迷走期

sakagamivhs003兄は失神、その彼女は腹を食いい破られ、雪は足を食われ……という阿鼻叫喚のクライマックスをパッケージに載せちゃってるのもスゴイ
sakagamivhs004ご丁寧に「クライマックス」と書かれているのもさることながら、このスチル写真、日付入っちゃってない?

 こう書いちゃうと(メチャクチャだけど)単純な話っぽいのだが、実際にビデオを見ていると全然ストーリーが理解できないのもまたスゴイ。

……というのも、このビデオはただのオリジナルドラマではなく、いろんなスポンサー企業の思惑が渦巻くプロモーションビデオでもあるからだ。

 たとえば、天界から人間界に降りてきたタケルが、まず向かうのが、なぜか「ウォッチマン」(当時、愛知県を中心にチェーン展開していた時計屋)。

 もちろん、こんなのストーリー的にはまったく必要のないシーンなので、店内をひととおり見回して「人間界にも面白いところがあるじゃないか……」と言うだけ。

 そんな感じの、今でいうステマ的なシーンがやたらと多い。

 企画をした「(株)蒲郡フラワーパーク」が運営しているテーマパークやお土産屋、レストランにも当然意味なく訪れるし、観光協会が推してきたと思われるホテルや観光地もキッチリ訪問&紹介。 

 さらに、各スポットで、そこの社長さんや社員さんがチョイ役で登場するという(スポンサーへの)サービスっぷり。

 そのたびに本筋のストーリーが中断されてしまうため、話の展開を覚えていられないのだ。

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